自然林でゆっくり過ごせる「泉の森」。水源を活かした植物園や広場も

出典：http://www.yamato-zaidan.or.jp/izumi/outline/about

大和駅と鶴間駅から徒歩25分の場所に、「泉の森」という大きな緑地があります。
この公園は、引地川の洪水を防止するための貯水池と水源を保全する涵養林が合わさり、1つの自然公園として整備されています。
42haの敷地内に多くの動植物が生息しており、自然を守り、学び、楽しめる場所です。

敷地内各所には自然を活かした施設・設備が多数設けられています。
川遊びができる「遊びの小川」や側にある水車小屋、上から園内を一望できる「緑のかけ橋」や木製の舞台とベンチで野外観察や休憩などができる「野外観察広場」など、さまざまな形で自然と触れ合うことができますよ。

泉の森では行事の企画や環境調査などをボランティアが行っています。
時間があるときに無理なく参加することを大切にしており、現在は100名ほどが5つの部会と3つのグループで活動しています。
ガイドや野鳥観察、植物調査など、一般の人の間で泉の森を守る輪が広がっているのは素敵な取り組みですね。

出典：http://www.yamato-zaidan.or.jp/izumi/outline

泉の森にはさまざまな見どころがあります。
敷地内にある「自然観察センター・しらかしのいえ」は、泉の森を中心とした大和市内の自然を守り育てる拠点です。
植物・昆虫・野鳥などの身近な生き物や周辺の環境を観察する、自然と人間との関わりを学ぶなど、自然をテーマにしたさまざまな活動を行っています。

江戸時代の民家が移築復元されている「郷土民家園」も魅力の一つです。

18世紀前半と19世紀中期に建てられた2軒が保存されており、当時の生活様式や文化などの特徴が強く反映されています。季節ごとに行事や展示が催されています。

郷土民家園の近くにはキャンプ場も。「ふれあいキャンプ場」では、森の中でかまどに火を起こして飯盒炊爨やバーベキューを楽しめます。
鍋・包丁・鉄板などの調理器具は無料で借りることができます。
キャンプ場の利用は予約制で、また宿泊はできないため注意が必要です。

敷地内では多くの植物が観察できます。
コナラ・マユミ・ヒノキなどの木々やイチリンソウ・キツリフネ・ウバユリなどの花々、ガマ・タコノアシ・ハンゲショウなどの湿生植物が豊かに生い茂り、昆虫や野鳥などを育んでいます。

出典：http://www.yamato-zaidan.or.jp/izumi/outline

泉の森中心部のアクセスしやすい場所に「泉の森売店」が設置されており、食品やキャンプ道具などを購入できます。
ベンチやテーブルなどがあるため、散策中の休憩所としても活用可能です。
店はログハウスのようなデザインで、自然に囲まれた環境によく合います。

商品はジュース・アイスクリーム・ポップコーンなどお菓子類や、薪・紙皿・軍手などキャンプ・バーベキュー用品が中心です。
タワシやクレンザーも売っているため、鉄板を借りた後はこれらを使ってきれいに洗いましょう。
もちろん園内ではゴミのポイ捨てもせず、ゴミ袋やゴミ回収券を利用しましょう。

泉の森売店は土日祝日の11～15時に営業しています。年末年始には営業していないため注意が必要です。

出典：http://www.yamato-zaidan.or.jp/izumi/outline

売店の近くに高架の道路が走っており、高架下に小さなアスレチック施設が設置されています。
売店でジュースなどを買って日陰で子どもを遊ばせつつ休憩できますね。
雨でも遊べるため、急な雨で雨宿りしても子どもが退屈する心配はありません。

街なかで美しい自然を楽しめる泉の森には、紹介した以外にもまだまだ多くの魅力があります。
森林浴をしながら園内を歩き回るだけで心身ともに元気になれるでしょう。
熱中症に気をつけながら、泉の森で充実した休日を過ごしてはいかがでしょうか？