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「箱根ラリック美術館」にジュエリーとガラス作品を見に行こう!

「箱根ラリック美術館」にジュエリーとガラス作品を見に行こう!

芸術作品や工芸品などに興味がある方は美術館や展覧会などにお出かけする機会もあるでしょう。
しかし、中には「芸術はすこし難しい」と敷居の高さを感じる方もいるかもしれません。
今回ご紹介する「箱根ラリック美術館」は、普段芸術に触れない方でも気軽に楽しめるおすすめスポットです。

箱根ラリック美術館はフランスの芸術家ルネ・ラリックが手掛けたジュエリーやガラス作品を中心に展示しています。
ルネ・ラリックは、美術工芸史におけるアール・ヌーヴォーとアール・デコという時代に活躍した巨匠です。
アール・ヌーヴォー様式の時代は独自性・芸術性・装飾性などが求められ、曲線的なデザインが目立っていました。
一方で、アール・デコ様式の時代には機能的でシンプルなものが求められ、直線的なデザインが目立つようになります。
ラリックは、これらの異なる芸術思想の時代にわたり評価された作家です。
ラリックの作品について解説する前に、まずは開館時間や入館料などについてチェックしてみましょう。

まず、開館時間は9:00~17:00、入館は16:30までとなっています。
展示替にともなう臨時休館はありますが、基本的には年中無休です。
そして入館料は大人が約1,500円、大学生・高校生・シニア(65歳以上)が約1,300円、中学生・小学生が約800円となっています。
なお、障害者手帳をお持ちの方は入館料750円です。
コンビニエンスストアや小田急トラベルなどで前売り券を購入すれば、割引価格で入館券などを購入できます。
箱根ラリック美術館にお出かけする予定がある方は、ぜひ前売り券をご活用ください。
営業時間等変更の可能性あり、詳しくは公式HPをご覧ください。

箱根ラリック美術館の常設展示は、ラリックについて詳しく知らない方でも楽しめるのが特徴です。
常設展示室では、入り口からラリックが手掛けたガラス作品などの傑作の数々が展示され、さらに進むとジュエリーや香水瓶、室内装飾などのガラス作品が展示室の雰囲気を一変させます。
常設展示を鑑賞していく中で、ルネ・ラリックという作家の移り変わりがわかる工夫が凝らされています。

当初、ラリックはジュエリー作家として活躍しており、1900年に開催されたパリ万博においてグランプリを獲得し、人々の注目を集めました。
そのパリ万博に出品された作品と同じモデルのチョーカー「オリーブ」という作品もご覧いただけます。
ジュエリーの世界で成功をおさめたラリックは、後にガラス工芸家へと転身。
転身後は香水瓶や花器などの小さなものから、室内の装飾まで幅広く手掛けるようになり、アガサ・クリスティの小説に登場する豪華列車「オリエント急行」の室内装飾にも携わっています。

このように、1人の作家にフォーカスしながらも、異なるジャンルの作品を一度に楽しめるのは、箱根ラリック美術館ならではの魅力です。

箱根ラリック美術館の敷地内では、ラリックが手掛けたオリエント急行LE TRAIN(ル・トラン)が特別展示として公開されています。
ちなみに、オリエント急行とはヨーロッパを走行する長距離夜行列車のこと。
展示されている車両は実際にヨーロッパを走っていた列車のサロンカーにあたり、列車内とは思えないほど豪華な造りです。
さらに、車内の随所にガラスパネルやランプ・シェードなどの作品が飾られているため、ラリックの世界観をたっぷり感じられるでしょう。
また、車内ではガラス作品を鑑賞できるだけでなく、優雅なティータイムも楽しめます。
紅茶やスイーツで一息つきながら、じっくりと鑑賞すれば思わぬ発見があるかもしれません。
なお、特別展示:オリエント急行の詳細は以下の通りです。

【予約時間】当日ご来館時にレストラン受付にてお問合せください。
【定員】1時間毎/定員20名
【所要時間】約40分
【料金】約2,200円(ティーセット付き)

定員や所要時間などの決まりがあるため、気になる方は早めに予約しましょう。

※写真はイメージです

展示品を鑑賞し終えたあとは、敷地内にあるカフェ・レストランLYS(リス)でお食事をいただきましょう。
LYSでは本格的なフレンチをカジュアルなスタイルで楽しめます。
前菜やお肉料理などを堪能できるランチコース料理や、比較的リーズナブルな価格でフレンチを楽しめるランチプレートなどが用意されている他、朝食にピッタリのオムレツやヨーグルトなどを揃えたモーニング、スイーツなどもあります。
スイーツメニューの中には企画展にちなんだ限定スイーツもあるため、お出かけの際はぜひ公式HPなどで詳細を確認してみてくださいね。


箱根ラリック美術館ではラリックの生涯とともに、優美な作品の数々が楽しめます。
自然たっぷりの環境の中、小川のせせらぎや四季折々のお花とともに、素敵な休日を過ごしてみてはいかがでしょうか。
箱根ラリック美術館にご興味がある方は前売りチケットや事前予約を活用して、ラリックの世界を堪能しましょう。

楓さん(303)の記事

箱根ラリック美術館

http://www.lalique-museum.com/

足柄下郡箱根町仙石原186-1 0460-84-2255 【アクセス情報】
小田急小田原線「小田原駅」より、箱根登山バス「湖尻・桃源台行き」乗車約45分、「仙石案内所前」バス停下車すぐ
【開館時間】
9:00~17:00

この記事は読者リポーターの投稿によるもののため、情報の正確性は保証されません。ご確認のうえご利用お願い致します。

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