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小田原の地を昔から見守ってきた「松原神社」は例大祭も盛り上がる!

小田原の地を昔から見守ってきた「松原神社」は例大祭も盛り上がる!
小田原城近くにある「松原神社」

小田原城の近くにあり、「小田原総鎮守」として親しまれている「松原神社」。
この神社は「小田原三大明神」の一社でもあります。

創建の時期は不明ですが、かつては「鶴の森明神」「松原大明神」といった名称で呼ばれていました。
小田原北条氏が社領を寄進するなどしてこの神社を崇めるようになり、小田原宿の総鎮守と認識されるようになりました。明治2年には「松原神社」と今の名前に改称。その後、明治6年1月に県社に列せられることになります。

今では、書き置きの御朱印やお守りなどもあり、パワースポットとしても人気。地元の方々から愛され続けている神社です。

松原神社のご利益は?

松原神社には「日本武尊(ヤマトタケルノミコト)」「須佐之男命(スサノオノミコト)」「宇迦之御魂神(ウカノミタマノミコト)」などの御祭神がおり、社運隆昌・心願成就・開運・勝利・試験合格といったのご利益があります。

吉兆の大亀

また、松原神社で有名なのが「吉兆の大亀」と呼ばれる亀の石像。
天文14年、小田原の海岸に現れた亀を神社の池に移したところ、その後の河越夜戦で上杉軍80,000の兵に、わずか8,000の兵で勝利をおさめたとの言い伝えがあります。
この逸話をもとに作られたこの石像は「この亀の甲羅をなでると願いが叶う」として、現代においても伝わっています。
このほかにも、亀は長寿の象徴であることから「賽銭を10円納めると10日、100円納めると100日、1,000円納めると1,000日寿命が延びる」ともいわれているとか。訪れた際には、必見のスポットです。

松原神社は例大祭も盛り上がる!

松原神社は、毎年5月に行われる「例大祭」も見逃せません。
漁師の祭を起源とする「小田原流」を特徴としていて、合計30基もの神輿を担いだまま「オイサー」「オリャサー」という掛け声とともに、走って駆けていく姿は圧倒的。ほかの町会神輿と合体することも、小田原流のひとつなのだそう。合体すると「小田原市内最大級」のお祭りとなり、迫力があります。

このほかにも神輿を船に見立てて「木遣り」を歌う姿が見られます。
木遣りとは、船を陸に上げる時や網を一気に投げる時といった、集中して仕事をする際に息を合わせながら作業をするための浜唄です。

最終日の5日の夕方からは、例大祭のクライマックス。すべての神輿が松原神社に集結して宮入りしますよ。

この季節は、松原神社を除く「小田原三大明神」も例大祭を行っているため、町中が大盛り上がり。これらのお祭り以外にもさまざまなお祭りが開催され、5月は「地域のつながりを強めていく時期」でもあります。

お祭りの季節はもちろんですが、冬の空気の澄んだ季節にお参りをすると、心身ともにリフレッシュできるかもしれません。亀の石像からパワーを貰いに、松原神社を訪れてみてはいかがでしょうか。

楓さん(398)の記事

小田原総鎮守 松原神社

https://odawaramatsubarajinja.com/

小田原市本町2-10-16
0465-22-2672 アクセス情報:「小田原駅」より徒歩約15分

※参考URL
https://odawaramatsubarajinja.com/
https://odawaramatsubarajinja.com/2022/12/09/%e5%b9%b4%e9%96%93%e8%a1%8c%e4%ba%8b/
https://www.kanagawa-jinja.or.jp/shrine/1210143-000/
https://www.odawara-kankou.com/topics/article/reitaisai.html
https://omairi.club/spots/80275/goshuin#google_vignette
https://odawara-navi.com/article/detail/264

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