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江ノ島の青銅の鳥居に『べらぼう』の世界

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江ノ島に吉原との縁が

2025年NHK大河ドラマ『べらぼう』で主人公の蔦屋重三郎の育った街としてお馴染みになった吉原。
この吉原と江ノ島との深い関係が、「江の島弁財天仲見世通り」の入り口に建つ『青銅の鳥居』に残っています。
この鳥居は延亨4年(1747)創建、文政4年(1821)に再建され現在まで200年の時を経ていますが、両柱には、再建に協力した寄進者として新吉原旦那衆の名前が彫られています。

また「江嶋大明神」と書かれた鳥居の扁額(後宇多天皇による直筆の複製)にある特徴的な筆跡は「弁財天のお使いである蛇」をかたどったものになります。

そもそも「青銅」を用いた鳥居は、全国的にもとても珍しくレアな鳥居でもあるそうです。

浮世絵にも度々描かれているように、参拝のため講を作り江ノ島へ参拝していた吉原の人たちへ思いを馳せながら、江ノ島へお越しの際はこちらの鳥居も味わってみてはいかがでしょう。

鳥居の柱

新吉原の字が見えます

新吉原旦那衆の名前

願主として新吉原の扇屋宇右衛門・大黒屋勘四郎・松葉屋半蔵などの名が見てとれます
写真にはありませんが、松葉屋の花魁代々山の名もあります

鳥居の足元にもご注目

鳥居の柱の下部には波の模様が入っていて、海辺の鳥居であることを象徴する意匠も凝っています

ぴょん(17)の記事

江の島弁財天仲見世通りの青銅の鳥居

藤沢市江の島1丁目4-13

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