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大山に咲くおかめ桜

大山に咲くおかめ桜

2022年3月に開通した大山バイパス(県道611号)。
この道を3月中旬ごろに伊勢原市の観光名所の大山に向かって進んでいくと、ピンクの花の咲く木が連なるエリアがあります。
この花は「おかめ桜」といい、地元の地域振興団体によって植栽されてきたもの。
大山バイパスの開通に向けて観光の目玉になるようにと数年にわたって植えてきたそうです。
300メートルほどの沿道に植えられた約200本のおかめ桜はソメイヨシノよりも早く咲き始めるので、春の訪れを一足早く感じられます。

大山バイパスを大山に向かって進み、伊勢原カントリークラブを過ぎたあたりからがおかめ桜の咲く区間になります。
ちなみに伊勢原駅北口から出る「大山ケーブル行」の路線バスが通る旧道からは桜が見られないので、「子易」バス停、もしくは「鳥居前」バス停で下車し大山バイパス(新道)方面へ徒歩で向かってください。

おかめ桜はカンヒザクラとマメザクラを交配して作られた品種。
ソメイヨシノに比べて濃いピンク色の一重咲きの花です。
木の高さも割合とコンパクトなうえに歩道より低いところに植えられているので、より間近に花を楽しめます。
下向きに咲く鮮やかな色の花は、曇り空をバックに写真を撮ってもくっきりと写ってくれます。

おかめ桜の咲く中にちょっと目を引く木の柱が立っています。
これは第50回「伊勢原観光道灌まつり」の記念行事「御柱里曳き行」に使われた「御柱」と呼ばれるもの。
伊勢原市の姉妹都市長野県茅野市から送られた樹齢150年、重さ約6トンのモミの木です。

大山は別名「雨降山」ともいい古くから信仰の対象とされ、江戸時代には大山に登ってお参りする「大山詣り」が行われてきました。
参道に向かう道にもその歴史をうかがえる場所があります。
愛宕滝バス停から鈴川に架かる橋を渡ってすぐの「愛宕滝」は、大山詣に向かう人々が清めの滝垢離をしたといわれています。
滝のそばには東屋風の休憩所があり、水のそばに下りることもできます。
春の大山で花と歴史を楽しんでください。

maririnさん(22)の記事

大山バイパス おかめ桜

https://isehara-kanko.com/area-oyama/oyama-sakura-koyo/

伊勢原市子易1047

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