回すと富士山の模様が浮き出る不思議な「こま」
皆さんも一度は手に取ったり、遊んだりしたことがある「こま」や「けん玉」。
そんな昔ながらの遊び道具を、木のぬくもりを大切にしながら一つひとつ手づくりしている工房が、川崎市麻生区の住宅街の一角にあります。
こちらでこまづくりを続けているのが、「博進社」さん。
作られているこまはすべて、手作業で丁寧に色付けされたものです。中でも目を引くのが「透明こま」。他ではなかなか見かけることのない、美しさと不思議さをあわせ持っています。
透明こまは、上手に回すと中から富士山の模様がふわりと浮かび上がるのが特徴です。回転によって現れるその瞬間は、思わず見入ってしまうほど。絵付けは5種類あり、色の組み合わせによって浮かび上がる富士山の表情も少しずつ異なります。同じように回していても、見るたびに違う表情を楽しめるのも魅力のひとつです
身近な住宅街の中で、静かに続けられているこまやけん玉づくり。遊び道具としてだけでなく、見て、回して、感じることで、ものづくりの奥深さに触れられる工房です。
こうした博進社さんのものづくりは、地域とも深くつながっています。令和3年には、地元の子どもたちが取材を行う「こどもしんぶん部」が工房を訪れ、こまやけん玉づくりの様子や想いを取材し、新聞を制作しました。子どもたちの取材時のワクワクが伝わってきます。
また、栗平の子ども食堂で行われる「昔遊びタイム」でも博進社さんのこまが活躍。世代を超えて楽しめる道具として、暮らしの中に自然と溶け込んでいます。つくり手の技術や思いが、次の世代へと丁寧に伝えられていることが感じられます。
丁寧に作られた博進社さんの透明ごまの「雪化粧」と「夕焼け」は、小田急多摩線・黒川駅近くにある JA直売所 セレサモス麻生店(川崎市麻生区黒川172)で購入できます。
店内奥のお菓子コーナーの一角に並んでいるので、ぜひ探してみてください。なお、工房での直接販売は行っていないため、気になる方はセレサモス麻生店へ足を運んでみてくださいね。






