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箱根で楽しめる非日常なお花見

箱根で楽しめる非日常なお花見

お花見をする時、近所の公園などでのんびり桜を楽しむのもいいですが、旅行がてら遠方に足を伸ばすのにもまた違った魅力があります。
知らない街の幻想的な風景に魅せられながら特別な気分で桜を楽しむ。
以前、箱根温泉周辺で体験したお花見が、いまだに印象的で忘れられない思い出として残っています。
その場所は箱根屈指の桜の名所、宮城野早川堤です。
早川沿いには、約150本のソメイヨシノが約600メートルにわたって植えられています。
さらに、箱根宮城野温泉会館と国道138号線土手のシダレザクラも印象的でした。
川のせせらぎの音と桜を楽しみながら散歩すれば、非日常な雰囲気に浸れます。
夜のライトアップを満喫するため、1度旅館に戻って温泉を堪能。
そのあともう1度出かけて昼間とは全く異なる大人の雰囲気を楽しみました。

小田急のくらし編集部より

日本有数の温泉地・箱根。登山鉄道の終着駅である強羅駅から坂を下った先には、渓流フライフィッシングの名所としても知られる早川が流れています。
この早川を挟んで対岸の宮城野では、毎年春に「宮城野さくら祭り」が催されており、堤防沿いに咲き誇る桜並木を見ることができます。

ところで、川沿いには桜が多い印象がありますが、これは先人の知恵によるものだということをみなさんはご存じでしたか?
日本では古くから川の土手にあえて桜を植えてきました。実はこれは、花見客を呼ぶ意図以外にも、花見客が堤防を歩くことで堤防が踏み固められて丈夫になる、という護岸整備の目的もあったのです。
明治時代後期、宮城野地域は早川の決壊により、大規模な洪水と土砂災害に見舞われました。現在の美しい花見スポットの始まりは河川の氾濫や治水とセットだった、という歴史背景もあるようです。
当地では昼間に見る桜並木も圧巻ですが、さくら祭り期間中、幻想的にライトアップされた美しい夜桜も見どころの一つとなっています。
なお、早川堤沿いにはソメイヨシノが150本近く、600mにわたって並んでいます。
さらに国道138号線沿いには温泉会館までシダレザクラの姿もみられ、ソメイヨシノとはまた違った風情を醸し出しています。
昨年令和4年度のライトアップ期間は3月末〜4月17日でしたが、開花状況によっては延長もあるとのこと。
期間中は近隣のテニスコートが臨時駐車場として開放されますが、連日混み合うため、大荷物でなければ各種公共交通の利用を検討するのがいいかもしれません。
今年のお花見は、例年より少しだけ足を伸ばして温泉地へ。
癒やしの名湯と美しい夜桜の組み合わせで、心身ともにリフレッシュしてみるのはいかがでしょうか?

にちほさん(47)の記事

宮城野 早川堤

http://miyaginokiga.com/

足柄下郡箱根町宮城野626-11 さくら祭り期間中、18:00~21:00ライトアップ
【記事情報】
公開日:2019年4月12日
更新日:2023年3月12日

この記事は読者リポーターの投稿によるもののため、情報の正確性は保証されません。ご確認のうえご利用お願い致します。

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