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ペット愛好家必見!全国でも珍しいペットのお参りができる「座間神社」へ行こう

ペット愛好家必見!全国でも珍しいペットのお参りができる「座間神社」へ行こう
伊奴寝子社

出典:wikipedia

座間神社は神奈川県座間市に鎮座する神社です。
かつては「飯綱権現社」という社号であったことから、現在も「相模の飯綱様」と呼ばれ親しまれています。

伝説によると、1,400年前の欽明天皇のころに座間では疫病が大流行しました。
そのときに白衣の老人(飯綱権現の化身)が現れ、山すそから流れる清水を使うようにと告げました。
村人たちがそのお告げに従って湧き水を飲んだところ、なんと悪疫が収まったのです。
これに感謝した人々が飯綱権現をお祭りしたのがこの神社のおこりだといわれています。
この清水は現在も御神水として神社会館の近くで湧いていて、水を汲みに訪れる人もいます。

境内まで足を進めると、樹齢300年を超える雄大なシイノキの御神木が出迎えてくれます。
健康成就・病気平癒・延命成就などのご利益があるといわれており、その壮観な姿からパワーをもらえること間違いなしです。

また、連れ添って並んでいるように見える「夫婦椹(めおとさわら)」も御神木のひとつ。
こちらは夫婦円満から家内安全、安産成就までご利益があるといわれています。

境内の高台から座間市内を望む景色は、平成10年に座間市名所八景のひとつに選ばれています。
特に夕日が美しく「夕日の丘」と呼ばれるほど。
座間市出身の歌人が夕日の美しさを歌にしていて、その歌碑もあります。

境内から続いている座間公園は桜の名所としても知られ、春先には美しい景色がみられます。
遠くには大山丹沢連峰や箱根の山々が見えて、高台ならではの景色は格別。
ベンチや遊具なども整備もしっかりされており、お子さん連れでも安心です。

このように見どころたっぷりの座間神社ですが、実は「全国でも珍しいもの」があることで話題になっているのです。

座間神社の社殿の左手を進むと見えるのが、「伊奴寝子(いぬねこ)社」です。
お社を守っているのはその名の通りイヌとネコ。
なんとここは、全国でも珍しいペットのためにお参りすることができる神社なのです!

こちらは2012年に「伊奴寝子社」として創建されましたが、畜産や養蚕が盛んだった江戸時代に家畜を疫病から守るために造られた「蚕神社」がもとになっています。
そのため、イヌ・ネコだけでなく「すべての愛しい生き物たちをお守りするための社」となりました。

鳥居をくぐると、狛犬ではなく参道の右側にイヌ、左側にネコの石像が向かい合って配置されています。
この石像を手でさすると願いがかなえられるそうですよ。

ご利益は健康長寿、無病息災、傷病平癒など。
ペット用のお守りや御札も用意されていて、絵馬もかわいらしいワンちゃんがデザインされています。
さらに、事前に予約をすればペットと一緒にご祈願もしてもらえますよ!

しかもこちらの神社、なんと普段からペットとの参拝を許可しています。
そのため、全国各地からペットと一緒に参拝する方が後を絶たないのだとか。
神聖な雰囲気のなかで、ペットと一緒にお参りするのも素敵ですよね!

出典:http://zama-gallery.ldblog.jp/

2017年からの恒例行事となっているのが、「春よこい ひな祭り」です。
このイベントは「伝統文化を子どもたちに伝え残したい」という思いで地域の有志で実行委員会がつくられ始まりました。

境内の石段に並べられたひな人形たちはなんと1,000体!圧巻の光景です。
このひな人形たちは、座間神社に納められたものを供養したのちに飾っているのだとか。
一度は役目を終えたひな人形たちがこうしてふたたび日の目を浴びられる姿を見られるなんて、素敵なイベントですよね。

同時に境内ではアート展も開かれ、生け花や絵画、彫刻などさまざまな作品が展示され、伝統文化と現代アートが融合した姿を見ることができますよ。

いかがでしたか?今回は、全国でも珍しい「ペットのための神社」をご紹介しました。
東京方面からでも気軽に行くことのできる「座間神社」、ペット愛好家の方はぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

楓さん(303)の記事

座間神社

http://www.zamajinja.or.jp/

座間市座間1ー3437
046-251-0245 【アクセス情報】
小田急線相武台前駅から神奈中バス、座間下車徒歩2分

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