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パンダが宮司!?神奈川最古の歴史を誇る「有鹿神社」

パンダが宮司!?神奈川最古の歴史を誇る「有鹿神社」

出典:https://www.facebook.com/arukajinjahonmiya/photos/a.213632335813131/217376208772077/?type=3&theater

海老名駅・厚木駅から徒歩15分ほどのところにある有鹿(あるか)神社。
相模国一宮として知られる寒川神社よりさらに長い歴史を持っている、神奈川県最古の神社です。

「有鹿」の名は古代の言葉で「水」を意味し、川に近く豊かな水資源に恵まれた土地に感謝して創建されました。
鎌倉時代まで広大な境内を持つ大神社でしたが、室町時代に戦乱で荒廃して大きく衰退してしまいます。
戦国時代後期から復興が始まり、江戸時代には大部分の復興を達成。
明治以降も地元・海老名の総鎮守として篤い信仰を受け続けています。

境内にはさまざまな見どころがあります。
拝殿の天井に描かれた竜の絵や江戸時代初期に再建された本殿は、海老名市の重要文化財にも指定されています。

鐘楼が設置されている点も神社としては珍しいポイント。
明治時代に神仏分離で多くの神社から撤去されましたが、有鹿神社をはじめ海老名・座間周辺の神社は鐘楼が多く残っているのです。

有鹿神社では、神社の始まりに由来する「水引祭」という神事が執り行われます。
4月8日と6月14日に行われており、海老名市の本宮から相模原市にある奥宮まで行き「有福玉」という新しい生命・活力をいただく神事です。

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本宮の周辺地域は、かつて「有鹿郷」と呼ばれていた川沿いの水の便が良い土地。
有鹿郷を流れる川の水源は相模原にあり、奥宮は水源地に鎮座しています。
有鹿郷を潤す川とその水源を称えて、地域の豊穣と安全祈願に有鹿神社が創建され、同時に水引祭も始まったとされています。
本宮の近くに中宮もありますが、中宮は元々座間市、本宮と奥宮の中間付近にあったとされます。
古代の有鹿神社は海老名・座間・相模原にまたがる広大な地域から篤い信仰を受けていたようです。

近年SNS上で話題を集めているのが、有鹿神社の名物「パンダ宮司」。
パンダが神職者の装束を着たようなキャラクターで、神社の境内でもたまに見かけることができます。
パンダ宮司の「中の人」は神社の禰宜を務める女性で、宮司を務める父の代理として「パンダ宮司」の活動を行っているのだとか。

出典:https://hamarepo.com/story.php?page_no=1&story_id=6299

「パンダが可愛らしく親しみやすいこと」「パンダの雰囲気が神社の目指す神道に合っていること」「宮司の顔がパンダに似ていること」などの理由からパンダになったそう。
そんなパンダ宮司の人気もあって、有鹿神社は知名度を大きく上げており、現在では絵馬や御朱印にも使用されています。神楽を舞う可愛らしいパンダ宮司の絵は、御朱印の中でもユニークですよね。

パンダの宮司がいるという変わった神社・有鹿神社は、非常に長い歴史を持ち、篤い信仰を集める神社です。
パンダ宮司に会うため、また神社のご利益を受けるため、ぜひ参拝してみてはいかがでしょうか。

楓さん(303)の記事

有鹿神社本宮

https://www.arukajinja.jp/

海老名市上郷1-4-41 046-234-4763 【アクセス情報】
小田急線「海老名駅」から徒歩15分・厚木駅から徒歩16分

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