「箱根神社」と「九頭龍神社」を参拝して運気UP！

出典：https://www.hakonenavi.jp/feature/3722

芦ノ湖のほとり、元箱根に鎮座する箱根神社。奈良時代初期の天平宝字元年（757）、萬巻上人が箱根大神（ハコネノオオカミ）のご神託を受け、現在の場所に里宮を建立しました。
当時は「箱根三所権現」と呼ばれ、神仏双方の信仰の場として崇められていました。
平安時代になると旅人の道中安全として、鎌倉時代には源頼朝が深い信仰を示し、その後は北条氏・徳川家康といった武家に崇敬されるお社として親しまれています。
やがて箱根に関所が設けられて東西の往来が盛んになると、交通安全祈願の要所として、庶民にも崇められるようになりました。
明治時代には神仏分離により箱根神社と改称され、現在では交通安全・心願成就・開運厄除の運開きの神様として信仰されています。

箱根神社の境内には、箱根七福神や攝末社など、8つのお社が祀られています。
本殿の横には、森深くにある九頭竜神社本宮になかなかお参りできない人のために、九頭竜神社・新宮が建てられています。

芦ノ湖東側の湖上に佇んでいる小さな鳥居と、その前に広がる森の中に九頭龍神社があります。
開運隆盛・金運守護・商売繁盛、そして縁結びの神様として知られています。
近年では箱根神社に次ぐ、有名なパワースポットとして多くの人が参拝に訪れています。

出典：https://blog.goo.ne.jp/hakone-jinja

九頭龍とは、文字通り九つの頭を持つ龍のことです。
言い伝えによると、湖には九頭の毒龍が棲みついており、毎年若い娘を選んで人身御供として差し出すことで怒りを鎮めていたそうです。
箱根山で修行していた萬巻上人は村人を救うため、箱根大神の霊力を授かり、湖中に石段を築いて調伏の祈祷を行いました。
すると毒龍は改心し、その姿を変えて龍神となりました。
萬巻上人はその場所に社を建ててお祀りし、これが九頭龍神社本宮の起源だと伝えられています。

九頭龍神社本宮は、船または徒歩でしか行くことができないため参拝が難しく、より多くの人が参拝できるようにと、平成12年に箱根神社の境内に新宮が建てられました。
本宮も新宮も、九頭龍神をお祀りしていることに変わりはありませんが、新宮には「龍神水舎」があり、箱根山から湧き出た霊水「龍神水」をいただくことができます。
ちなみに、このお水はペットボトルに入れて持ち帰ることも可能です。
龍神水は、口をゆすげばすべての不浄を洗い清め、持ち帰って神棚に供えれば家内安全や開運のご利益があると言われています。
また、新宮では願い事を「誓願符」と呼ばれる紙に書き、龍神水に流すという祈願もあります。誓願符は溶け流れた後、芦ノ湖の九頭龍神に届くとされています。

出典：https://thegate12.com/jp/article/213

さて、ここまで箱根のパワースポットと称される2つの神社を紹介しました。
近年では、この箱根神社と九頭龍神社の2社を巡る、両社参りが人気です。
箱根の山に鎮座する箱根大神と、芦ノ湖を護る九頭龍大神を祀った2社にお参りすることで、より多くのご利益が得られることでしょう。
では、詳しい行き方をチェックしてみましょう。

まずは、箱根神社からご紹介します。箱根湯本駅から伊豆箱根バスで40分ほどの「元箱根」バス停で下車、または箱根登山バスで40分程度の「元箱根港」バス停で下車し、そこから約10分歩いて到着します。

九頭龍神社本宮には、月次祭（つきなみさい）の日以外は神職者などが常駐していないため、御朱印などを授かりたい場合は隣の新宮でいただきます。
また、龍神水も新宮にしかありませんので、ここでいただくようにしましょう。
九頭龍神社本宮では、毎月13日に月次祭（つきなみさい）という祭礼が行われます。
この祭礼の日は、特別に元箱根桟橋から参拝のための船が出ます。乗船券は往復で1,500円です。
また、徒歩で訪れる場合も、この日の午前中は「九頭龍の森」への入園料が無料になります。

今回は箱根で有名なパワースポット、箱根神社と九頭龍神社をご紹介しました。恋に悩んだり、お仕事で疲れたりしたときには、リフレッシュがてら神様にお願いしに行くのもいいかもしれません。
箱根を訪れる際にはぜひ両社参りをして、運気を高めてみてくださいね。