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町工場がつくる、「サビない鉄鍋」

町工場がつくる、「サビない鉄鍋」
Tetsu Pan(左)とTetsu Konabe(右)

小田急沿線の方にとって「綾瀬」といえば、千代田線直通の綾瀬駅かもしれませんが、今回ご紹介するのは神奈川県の真ん中にある綾瀬市の情報です。
綾瀬市は工業団地が複数あるものづくりのまち。
そんな綾瀬市の町工場で、「サビない鉄鍋」を作っているのをご存知ですか?
鉄鍋や鉄製のフライパンといえば、お料理が美味しくできて鉄分も摂れる調理ツールですが、シーズニングやお手入れがちょっと面倒なイメージがあります。
どんな技術で錆びないのか、ご紹介します。

Tetsuシリーズを手がける(株)ナウ産業の今社長

市内に鉄道駅のない綾瀬市ですが、今回ご紹介するのは長後駅からバスで15分ほどの綾瀬工業団地にある金属加工会社・(株)ナウ産業がつくる、「Tetsu」シリーズについてです。

綾瀬市のざっくりした位置

ここで作られている「Tetsu」シリーズは、「鉄鍋は錆びるという常識をくつがえす鉄鍋」と言われています。
とても錆びにくい加工をすることで、鉄鍋にありがちな面倒なお手入れの必要をなくし、それでいて鉄分は溶出している優れもの。
2021年6月にフライパンなど新商品が発表され、現在は7種類のラインナップがあります。

用途に合わせていろいろ選べる

(株)ナウ産業では、普段自動車の部品や輸出用コンテナ、非常用階段などで見かける縞模様の鋼板などを手がけています。
私たちとはほとんど接点のないような典型的な金属加工業ですが、社長の今寿義さんがまちづくりや市民活動に関わる中で「BtoC(業者から一般消費者向けの)商品を作ってみたい」と考えるようになったことがきっかけで「Tetsu」シリーズが生まれました。

「私たちの技術が何か皆さんの生活を豊かにするアイテムになれたら嬉しいです。
料理が美味しくできて、扱いやすく、アウトドアなどにもおすすめですよ。
オンラインショップもご用意していますのでぜひ覗いてみてくださいね!」(今社長)

キャンプなどでも大活躍しそう

オンラインショップのほか、工場での直売もあります。
年に数回ですが、工業団地のオープンファクトリーや市のイベントなどの時に工場見学ができるチャンスもあるそうです。
実物と合わせて、作られていく様子も見てみたいですよね!

Tetsuシリーズは「あやせものづくり研究会」のブランドのひとつで、綾瀬市内のものづくり業者と浅草のデザイン会社が共同開発しているそうです。
パンフレットやホームページ、パッケージもとてもおしゃれなので、贈り物にも喜ばれそうです。

町工場がつくるオシャレなキッチンアイテム、ぜひチェックしてみてくださいね。

nowtetsukoさん(1)の記事

株式会社ナウ産業

https://ayase-labo.com/tetsu/

綾瀬市深谷上8-13-5 0467-78-4155 【問い合わせ、注文対応】
平日 9:00〜17:00

この記事は読者リポーターの投稿によるもののため、情報の正確性は保証されません。ご確認のうえご利用お願い致します。

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