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二ヶ領用水沿いでお花見を!

二ヶ領用水沿いでお花見を!
南武線ガード下

全長2kmにわたって桜並木が続く宿河原周辺の「二ヶ領用水沿い」は川崎市内でも屈指の桜の名所で、ソメイヨシノなど約400本が植えられています。
例年3月下旬から4月上旬にかけて見頃を迎えます。
のんびりとお花見を楽しめるスポットです。

こんなにきれいな桜が見られます

登戸駅からは徒歩5~6分です。

小田急のくらし編集部より

登戸駅で下車、多摩沿線道路沿いを多摩川方面に進むと見えるエコミュージアム・二ヶ領せせらぎ館。このせせらぎ館が管理する、宿河原可動堰の取水口を起点とした二ヶ領用水の散策路は、見事な桜並木を有するお花見スポットとして知られています。
人力による掘削で1611年に完成したこの用水路は、米づくりに必要不可欠な農業用水を供給し、現在の南武線沿線にあたる農村地帯の発展に大きく寄与しました。
しかし、近代に入ると産業の発展に伴って工業用水としても利用され、生活排水や工場の廃液で汚染されてしまいました。
その後は、数度の堤防決壊や平成11年(1999年)の可動堰改修を経て、この用水を後世に残していくため市民団体が発足するなどの保護活動が活発になりました。
そして、今ある水辺の自然環境や散策路、そして桜並木が整備されたのです。
そんな歴史ある二ヶ領用水の桜並木は、散策路入り口から川崎市緑化センターまでの2kmにわたって400本近い桜が植えられ、春には美しい花を咲かせます。
また、多摩川周辺の生態系も目にすることができる自然豊かな点も魅力で、用水にまたがる緑化センターにはヒスイカズラなど珍しい熱帯植物を育てる温室もあります。
日によってはキッチンカーも営業しているので、駅からお越しの方はこちらをランドマークにして歩いてみるのがおすすめです。
趣深い春のお花見スポットとしてはもちろん、せせらぎ館や道中の案内板などで同地域の発展と治水の歴史を知ることもできる、二ヶ領用水の散策路。
きれいな桜を眺めてブラブラしつつ、少しだけ多摩川流域への造詣を深めてみるのも一興です。

カモミールさん(51)の記事

二ヶ領用水(宿河原堤桜並木)

https://www.city.kawasaki.jp/530/page/0000065389.html

川崎市多摩区宿河原3 044-200-2903 【記事情報】
公開日:2022年3月9日
更新日:2023年3月11日

この記事は読者リポーターの投稿によるもののため、情報の正確性は保証されません。ご確認のうえご利用お願い致します。

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