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生田緑地を散策しながら3つの博物館体験をしよう

生田緑地を散策しながら3つの博物館体験をしよう
日本民家園

小田急線向ヶ丘遊園駅・南口から降りて、しばらく散策するとそこには、大都会の真っ只中に大自然の息吹を満喫できる空間が広がっていた。
そこが、生田緑地である。
川崎の太古からの地層を生かした自然環境は、「ホタルの里」「ハンノキ林」など、かなり本格的な山歩きを楽しめる。
そして、半日で廻れる範囲に、日本民家園、岡本太郎美術館、宙と緑の科学館の、3つの博物館体験ができるドリームランドなのだ。

原家住宅

日本民家園は日本中の民家を移築してできた野外博物館である。
江戸貞享年間に建てられた日本最古の民家や富山の合掌造りの民家もある。
中でも原家住宅は、檜造りの二階建て日本家屋で、三方にぐるっと廻れる縁側が、炎天下の夏にも涼を運んできて実に過ごしやすい。
吉田兼好の「徒然草」の「家の作りやうは、夏をむねとすべし。」をまさに実感する。

奥の池

ちょうど岡本太郎美術館では、「小松美和展 岡本太郎に挑むー霊成とマンダラ」が催されていた。
そのスピリチュアルな作品体験の余韻の中、メタセコイア並木が炎天下の夏の熱気を呼吸して、木々を渡る涼風に変えてくれた。
奥の池にはまさに緑一色の世界が写し出され、ニッポンの炎天下の夏の旅人にとってしばしの憩いの場になるのだ。

プラネタリウム

かわさき宙と緑の科学館では、生田緑地の太古からの地層が展示され、雑木林に生息する動植物や太陽系の成り立ちを楽しく学ぶことができる。
定期的に生田緑地観察会やサイエンスワークショップが開催されている。
この日は、最新式のプラネタリウムで「夏の夜空」を堪能することができた。
満天にきらめく星たちが肉眼をはるかに超えた精度とスケールで投影されていた。

ホタルの里

生田緑地は太古からの地層が露出し直に観察できる場所があり、雑木林の自然の中で、「ハンノキ林」など季節感豊かな植生の観察ができる。
何よりも木の階段が山道をぐるっと廻れるように渡されていて、かなり本格的な山歩きが楽しめる。
「ホタルの里」では、毎年6月にゲンジボタルの光の舞を観察できる。
山頂の枡形山広場では鎌倉時代の城跡がしばし歴史へと誘う。

グラスガーデンさん(1)の記事

日本民家園

https://www.ikutaryokuti.jp/

川崎市多摩区枡形7-1-1 044-922-2181 【開園時間】
9:30~17:00(3~10月)
9:30~16:30(11~2月)
【休園日】
毎週月曜日、祝日の翌日、12月29日~1月3日

この記事は読者リポーターの投稿によるもののため、情報の正確性は保証されません。ご確認のうえご利用お願い致します。

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