鎌倉幕府第三代将軍源実朝公御首塚
![鎌倉幕府第三代将軍源実朝公御首塚](https://www.odakyu-life.jp/assets_c/2022/12/4vuZQzsgOXgQi9w1672202736_1672202748-thumb-645xauto-10934.jpg)
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が話題ですが、小田急線沿線にもゆかりの地が点在しています。
その中でも鎌倉幕府第三代将軍「実朝公御首塚(みなもとのさねともこうみしるしづか)」が秦野市にあるということで伺ってきました。
源実朝公は健保7年(1219年)1月27日に鶴岡八幡宮の階段で甥の公暁に暗殺されてしまいます。
公暁は実朝の首を持って逃走し、実朝公は首が見つからないまま勝長寿院に葬られました。
公暁の追討に向かった三浦氏の家臣武常晴が実朝公の首を見つけ、何らかの理由で当時秦野を治めていた波多野忠綱を頼って埋葬したと伝えられています。
御首塚は以前は木造だったそうですが、いまは石作りの五輪塔が立っています。
木造の五輪塔は鎌倉市の鎌倉国宝館に収蔵されているそうです。
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御首塚の周りは実朝公の800回忌を迎えるにあたり記念として作られた「波多野金塊植物苑」というミニ庭園になっています。
すぐれた歌人でもあった実朝公が詠んだ「金槐和歌集」にある33句とゆかりの草花などが植えられています。
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苑内には実朝の研究家でもある歌人、佐佐木信綱の揮毫による実朝公の歌碑もあります。
秦野市の俳句ポストもあるので、一句読んで投稿するのもよいですね。
毎年11月23日には実朝まつりが開催され、御首塚では法要も行われるそうです。(2022年は中止の模様)
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竹垣で囲われた御首塚の入り口には大河ドラマののぼり旗が掲げられていました。
御首塚へのアクセスは小田急線秦野駅より神奈川中央交通バスで約18分「中庭」バス停下車で徒歩3分ほど。
私は車で向かいましたが首塚の隣にある「田原ふるさと公園」の駐車場や公衆トイレを利用しました。
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実朝公御首塚の周りは田畑の広がるのどかなところ。
悲劇の将軍源実朝公の首がなぜこの地にあるのかという謎に思いをはせながら、やすらかにお眠りくださいとお伝えしてきました。
源実朝公御首塚
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秦野市東田原1018-2この記事は読者リポーターの投稿によるもののため、情報の正確性は保証されません。ご確認のうえご利用お願い致します。