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招き猫でも有名!彦根藩主井伊家の菩提寺「豪徳寺」の見どころをご紹介

招き猫でも有名!彦根藩主井伊家の菩提寺「豪徳寺」の見どころをご紹介

世田谷区にある曹洞宗の寺院「豪徳寺」。
豪徳寺駅から徒歩15分の場所にあるこのお寺は、都内にありながら緑豊かな環境に囲まれ、街の喧騒を忘れてしまうようなスポットです。
今回はそんな豪徳寺の歴史や見どころを紹介します。

周辺地区では最大級の国指定史跡!豪徳寺の歴史をご紹介

豪徳寺は彦根藩主・井伊家の江戸における菩提寺で、境内には江戸幕府の大老を努めた井伊家13代当主・井伊直弼をはじめ、歴代の彦根藩主や正室たちのお墓が並ぶ墓所があります。
また、平成2年に世田谷区指定有形文化財に指定された、阿弥陀如来坐像、釈迦如来坐像、弥勒菩薩坐像が安置されている仏殿や、きらびやかな法堂など、奥深い歴史的文化財がたくさん。
緑豊かな境内で四季折々の美しい草木に癒されながら、豪徳寺の歴史に触れるのもいいですね。

周辺地区では最大級の国指定史跡!
豪徳寺の見どころをご紹介。
豪徳寺は、文明12年(1480年)に建立された「弘徳院」が始まりで、寛永10年(1633年)に世田谷が彦根藩主の所領地になったことで井伊家の江戸菩提寺と定められました。
その後、万治2年(1659年)2代藩主・井伊直孝の法号「久昌院殿豪徳天英大居士」に因み「豪徳寺」と改称され、今日に至ります。
井伊家の墓所は、江戸時代の形態で今もなお綺麗に保存されており、近辺では最大規模の国指定史跡に定められています。
その他にも、井伊家ゆかりの文化財や世田谷区指定有形文化財などが多く所蔵されておりますので、見どころ満載ですよ。

豪徳寺は「招き猫」でも有名!

豪徳寺には「招き猫」にまつわるこんな逸話も残されています。
ある日、鷹狩りから帰る途中の殿様が、お寺の門前にいた猫に手招きされて立ち寄ることに。
お寺で過ごしていると、突然雷が鳴り雨が降り始めました。
猫に手招きされたことがきっかけで雷雨を避けられただけでなく、和尚さんとの話まで楽しめた殿様は、この日の出来事にいたく感動したそうです。
その殿様が彦根藩主・井伊直孝であり、後に豪徳寺を井伊家の菩提寺に定めたのだそう。
なお、豪徳寺では招き猫を「招福猫児(まねきねこ)」と呼び、招き猫を祀る招福殿が建てられています。
ちなみに、通常の招き猫は小判を抱えていますが、招福猫児は小判を持っておらず右手を挙げています。
これは、人を招いて「縁」をもたらしてくれるけど、福そのものを与えてくれるわけではないという意味があるとのこと。
「人との大切な「縁」を生かせるかどうかは、その人次第」という招福猫児の教えが込められているのかもしれませんね。
境内には招福猫児がひょっこり現れるスポットもあり、招き猫を探しながら境内を散歩するのも面白そう。
お寺巡りや歴史好きの方はもちろん、文化的な休日を過ごしたい方にもおすすめのスポットです。

楓さん(303)の記事

大谿山 豪徳寺

https://gotokuji.jp/

世田谷区豪徳寺2-24-7 03-3426-1437 【アクセス情報】
小田急線豪徳寺駅から徒歩15分

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