新宿駅から徒歩圏内！都会に鎮座する見どころたっぷりの「花園神社」
神社と聞くと、木々に囲まれた自然豊かな場所に荘厳に佇むお社を思い浮かべる人も多いかもしれませんが、こちらの「花園神社」はビルがひしめく繁華街の中心部に鎮座しています。
小田急線新宿駅から徒歩10分以内とアクセスも良く、新宿エリアを観光する際にはぜひ組み込んでいただきたいスポットのひとつです。
新宿という大都心の地に花園神社が創建されたのは1600年代。
以前はこの地に「尾張藩下屋敷」があり、たくさんの花々が咲き誇っていた場所であったことから「花園神社」と呼ばれるようになったそうです。
その後、甲州街道と鎌倉街道の交差点にあたる現在の新宿二丁目周辺に宿場町が開かれたことで、花園神社は鎮守府としてこの地に寄り添い続けました。
このような経緯から、花園神社は古くから「開運出世」「商売繁盛」といったご利益を得られるとされています。
また、特に新宿で商売をしている人々からの信仰があつく、毎年商売繁盛を祈願しに参拝に訪れる方も多いようです。
花園神社の境内の中には、摂社として「芸能浅間神社」があります。
浅間神社は全国的にさまざまな場所で見られますが、「芸能」に関する縁起を得られる場所は数少ないとのこと。
花園神社では、江戸時代から見世物や演劇が境内で盛んに行われていたこともあり、音楽や芸事とのかかわりが密接であることから、次第に芸能神社として定着していきました。
現在も多くの芸能人がこの地に訪れており、奉納者の一覧を見てみると、誰もが知っているような知名度の高い有名人からの信仰を受けていることがわかります。
さらに敷地内には、宇多田ヒカルさんの母親として知られる藤圭子さんのヒット曲「圭子の夢は夜ひらく」の歌碑もみられますよ。
浅間神社は山岳信仰との縁が深く、7月にはこちらの神社でも「お山開き」が実施されるそうです。
ちなみに「お山開き」は、古来から神聖な場所とされていた山に入山するための神事で、毎年7～8月に浅間神社にて行われるものです。
「芸能浅間神社」のほか、もうひとつの摂社にあたるのが「威徳稲荷神社」です。
こちらはパワースポットとしてだけでなく、「夫婦和合・子授け・縁結び」の御利益があるととして、特に若い女性から注目を集めています。
なお、こちらの神社は戦争や火事などで資料のほとんどが消失してしまい、現在ではその多くを知ることができません。
しかし、昭和の始めごろに現在の場所に建立されてからは、カップルや夫婦で訪れる参拝客も多いのだとか。
稲荷神社らしく、トンネルのようにずらっと並ぶ赤い鳥居の参道を抜けるのが、なんだか別世界に迷い込んでしまったかのよう。
不思議な感覚が味わえそうですね。
良いご縁を得たい、もしくは「既にあるご縁を長続きさせたい」という方は、ぜひこちらにも足を運んでみてください。
花園神社
新宿区新宿5-17-3 03-3209-5265 【アクセス】小田急線「新宿駅」東口徒歩約7分
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