色とりどりの菊が勢揃い！小田原で行われる秋を楽しむ花のイベントをご紹介

毎年小田原に秋の訪れを告げる風物詩の一つ、「小田原城菊花展」が例年11月上旬〜中旬にかけて開催されます。
その総展示数はなんと約700鉢。
制作者は菊愛好家から小学生まで、それぞれ丹精込めて育てた作品が並びます。
種類は花弁が鱗状に幾重にも重なって咲く「厚物」、花弁の全てが中空の管状になっている「管物（くだもの）」、丈夫で芽吹きや花付きの良い山菊と呼ばれる菊を使った盆栽の「小菊盆栽」、「洋菊」「古典菊」など、普段なかなかお目に係れない数々の菊に出会うことができます。

例年の開場時間は10時〜16時で、入場料は0円。会場には駐車場がありませんが、小田原駅東口から徒歩10分と街散策をしながらお立ち寄りいただける立地で、おでかけにおすすめです。
期間中は愛好家団体による「菊作り相談所」も開設されるため、ご自宅で菊を育てられている方はぜひ訪ねてみてはいかがでしょうか。
今年の詳細はWebページで公開されますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

他にも、小田原には秋に咲く菊を楽しめる場所があります。
それは、小田原市久野在住の鈴木さん宅のお庭。
そこでは毎年「小田原城菊花展」と同時期に「ざる菊」という菊を一般公開しています。
「ざる菊」とは、4,000個の小菊が重なり合い大きな丸い形を作り上げてできている菊のこと。
その姿がざるを伏せたように見えることからそう呼ばれています。

約2,000株もの「ざる菊」が一斉に咲き誇る様子は圧巻です。
最盛期には、赤・黄・白・ピンクなど色とりどりの「ざる菊」がお庭を彩ります。
なお、入園料は200円で、2回目以降は100円と嬉しいサービスも。
無料駐車場は一般公開時期のみ用意されます。
公開時期については、例年Facebook等で告知されるのでぜひチェックしてみてください。

「秋バラ」の香りと彩りに癒されよう！
さらに、そんな鈴木さん宅から車で5分の場所に位置する「小田原フラワーガーデン」では、「秋バラ」を楽しむことができます。
「小田原フラワーガーデン」では約160品種360株のバラが植えられており、10月下旬から11月中旬にかけて秋バラが見頃を迎えます。
バラには春咲き・秋咲きがありますが、秋バラは朝晩の気温の寒暖差が大きい時期に咲くことから開花までの期間が長く、その分色が濃く香りも豊かなバラが開花します。
そんな秋バラは、一輪一輪の花姿や色合い、香りをじっくり鑑賞できるのが特徴です。
「小田原フラワーガーデン」の開園時間は9時～17時、入場料は0円、無料の駐車場があります。
鈴木さん宅の「ざる菊」に合わせて、「秋バラ」を見に行ってみてはいかがでしょうか。

小田原城址公園、鈴木さん宅、小田原フラワーガーデンと、秋は小田原市内で最盛期のお花を堪能することができます。
各会場で、花屋さんでは見かけないような珍しい品種と出会えるかもしれませんよ。
小田原市内でお花巡りをして、秋の訪れを感じてみてはいかがでしょうか。