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神奈川花の名所100選にも選ばれた花のお寺「常泉寺」で自然を楽しむ

神奈川花の名所100選にも選ばれた花のお寺「常泉寺」で自然を楽しむ
花のお寺として人気の「常泉寺」

「花のお寺」や「河童のお寺」として親しまれている「常泉寺」の創建は、1588年頃と言われています。開山は「朝厳存夙大和尚」(ちょうがんそんしゅくだいおしょう)です。
御本尊様は木造の聖観世音菩薩で、制作された年代は江戸時代であろうと伝えられています。

大正12年の関東大震災の際に、かつての本堂は崩壊。そのため今の本堂は昭和7年に落慶したものです。大震災の際、屋根がそのままの形で地上に落ち垂木に支えられたため、御本尊様と須弥壇は無事だったといわれています。

こういった歴史をもつ常泉寺ですが、縁結び菩薩さまも人気があります。
菩薩様へお願いをする作法が公式サイトにも載っており、願いを込めて参拝すれば、良いご縁に巡り合えるとされていますよ。お願い事が叶ったら、菩薩様へ報告する作法もありますので、そちらも併せて確認してみてくださいね。

かながわ花の名所100選にも選ばれた花や自然の名所

「かながわ花の名所100選」にも選定される、常泉寺の三椏(みつまた)の花。
境内参道の両側と庭園で咲く三椏の花は赤・黄・白色と交互に咲き、 香りもよく、全国唯一の景観と言われています。花の名所に選定されるのも納得の景色です。

また庭園には「いつ訪れても季節の花々が楽しめるように」と、約200種類の草花が植えられており、月ごとに楽しめる花の種類が変わります。珍しい品種のものも多いため、カメラを持って訪れる人も多いよう。
植物だけでなく、常泉寺の境内には1年を通じて16種類の野鳥が飛来しているので、野鳥観察ができるのも魅力のひとつです。

もう一つの顔「河童のお寺」

常泉寺には大小合わせて約300体以上の河童があちこちに配置されています。
これは参拝者一人ひとりと接することのできない住職が、「自分に代わり心を和ませてもらいたい」という思いを込めて、お寺に来た人たちが楽しんでもらえるように設置したものです。

河童のルーツは中国黄河の上流とされており、古名を「水虎(すいこ)」または「河泊(かはく)」とも呼ばれていました。以前は当山に、水が湧き出る所があったとされ、お寺の名前も「清流山常泉寺」と呼ばれていました。このように、大変水に御縁のあることから、河童さまを祀っているとも言われています。

このお寺では「境内に咲く月替わりの花」「観音様」「河童さん」の御朱印も頂けるため、花々や自然が好きな方だけでなく、御朱印を集めている方にもおすすめです。

お花はもちろんのこと、たくさんの表情をみせる河童を見に、ぜひ常泉寺に足を運んでみてはいかがでしょうか。

楓さん(324)の記事

常泉寺

http://www.jousenji.com/main/index.html

神奈川県大和市福田2176
046-267-8789 最寄り駅:小田急江ノ島線 高座渋谷駅
アクセス:「高座渋谷駅」西口から徒歩7分

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