吉田五十八設計!茶室がすてきな邸宅
成城に、昭和40年代に建てられた邸宅があります。二つの茶室を持つ建物や、季節の花やスギゴケの庭など、美しいものが詰まった空間です。
数寄屋造りの邸宅は、猪俣孟氏ご夫妻が、老後を過ごすために建てたもの。設計は、五島美術館や玉堂美術館なども手掛けた吉田五十八(いそはち)氏です。
猪股夫妻のご子息である猪股靖氏が、世田谷区に寄贈し、「一般財団法人 世田谷トラストまちづくり」の管理運営により、一般公開されています。
成城学園前から猪股庭園までは、歩いて数分。道幅も広く、緑がたっぷりの素敵な家並みが続きます。
猪股庭園の入り口は、まるで武家屋敷のようです。敷石を踏んで玄関へ。
庭に面した部屋は窓を広くとっており、景色がさえぎるものなく目に飛び込んできます。何ヶ所かあるモダンな椅子に座って、庭を見ていると、まるで住人になった気分。他の見学者の方も、思い思いに座って、ゆっくり庭を眺めていました。
猪股邸には、プライベートとお客様用の2つの茶室があります。プライベート用の光があまりはいらない小さな茶室は、非常に雰囲気がありました。
訪問した日は、梅の花が咲き始めた庭に降りることができました。庭のスギゴケは、猪俣氏が望んで庭に植えたものだそうです。
成城の住宅地にある「成城五丁目猪股庭園」。ゆったりした時間を過ごすことができました。
成城五丁目猪股庭園
https://www.setagayatm.or.jp/trust/map/pc
世田谷区成城5-12-1903-3789-6111 電話番号:03-3789-6111は、現地ではなく、「一般財団法人世田谷トラストまちづくりビジターセンター」の番号が公表されています
この記事は読者リポーターの投稿によるもののため、情報の正確性は保証されません。ご確認のうえご利用お願い致します。