1300種のバラが咲き誇る「花菜ガーデン」をご紹介!四季で楽しめる植物と野菜の観察はもちろん学びもできる複合施設「花菜ガーデン」
約9.2ヘクタールの広大な園内は、3つのゾーンに分かれています。
季節の花木や草花を観賞できる「フラワーゾーン」、田植えや稲刈り、野菜の収穫などが体験できる「アグリゾーン」、農業や園芸に関する知識を深める学びの場の「めぐみの研究棟ゾーン」です。
「フラワーゾーン」では、エリア毎に異なるテーマを設けて、季節によって咲き誇る花木や草花が展示されています。旬が異なる花々が植えられているので、一年を通して飽きることなく満喫することができます。中でも、4月下旬~6月上旬にかけては品種豊富なバラが見頃を迎えています。
また、「アグリゾーン」のキッズファームでは野菜の植え付けから収穫までを体験することができ、幅広い世代から人気です。「めぐみの研究棟ゾーン」には、クラフト体験室や食をテーマにしたキッチン工房があります。いずれのゾーンも定期的にイベントを行っているので、ぜひ公式サイトをチェックして参加してみてくださいね。
前述の通り、4月下旬~6月上旬にかけては「フラワーゾーン」でバラが見頃を迎えます。野生種から近年のバラまで約1,300品種を所有しており、関東有数の品種数を誇ります。「薔薇の轍(わだち)」は、バラの品種改良の歴史に沿って系統・分類ごとに楽しめる「バラの歴史園」になっています。
「薔薇の轍」は全部で7つのエリアに分かれています。そのうちの一つ「野生種とその交配種」は、「春告の小道」から入るとまず出迎えてくれるエリアです。バラの野生種の多くは、中国西南部からヒマラヤ、西アジアにかけて自生するため、この地域がバラの起源と考えられています。花菜ガーデンでは、園芸品種の成立に影響を与えた海外の野生種、日本の野生種、そしてその交配種を観ることができます。他のエリアのバラもぜひ楽しんでみてくださいね。
さらに花菜ガーデンでは、毎年春バラの見頃に合わせてローズフェスティバルを開催しています。期間中はバラを深く楽しめる催し物が盛りだくさんです。ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。
「フラワーゾーン」内の「薔薇の轍」に隣接する「風ぐるま迷図」(香りのバラのエリア)では、春から秋まで繰り返し咲くモダンローズの中でも特に香りのよい品種を集めて、クレマチスと一緒に展示しています。シーズン中の早朝は香水のビンをこぼしたような芳香が辺りにたちこめて、特別な空間を作り出します。迷路状に配置されたフェンスに絡むクレマチスと一緒にお楽しみくださいね。
また、バラ以外にも「春告げの小道」ではハナモモ、レンギョウ、ユキヤナギなどが春の訪れとともに咲き誇ります。「槿花の小径(きんかのしょうけい)」ではアジサイ、ムクゲが園路を彩ります。「フラワーゾーン」奥の「尾根見(おねみ)の池」では温帯スイレンが池を覆って咲き乱れます。
今回ご紹介した花木・草花は一例で、まだまだたくさんの花木・草花が園内を彩ります。
どの季節に行っても見事な花々がお出迎えしてくれるので、ぜひ様々な季節に訪れてみてくださいね。
花菜ガーデン
平塚市寺田縄496-1 0463-73-6170 アクセス:「秦野駅」北口、神奈中バス乗り場1番 71・74系統(平塚駅北口行)25分程乗車、バス停「平塚支援学校前」で下車、徒歩約5分※参考URL
https://kana-garden.com/
https://www.jalan.net/kankou/spt_guide000000191150/
https://park.tachikawaonline.jp/plantes/46_kanagarden.htm
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