雨降山の大山寺で紅葉を楽しもう!ライトアップで夜も絶景が見られる
「雨降山 大山寺」は、神奈川県伊勢原市にある真言宗大覚寺派のお寺です。本堂に安置され、信仰の対象として最も尊重されている中心的な仏像は「不動明王」です。
755年に奈良東大寺を開いた良弁(ろうべん)僧正が開山し、その歴史が始まりました。別名「大山不動尊」ともいい、関東三大不動の一つで、関東三十六不動の一番札所です。地元の方々からは「大山のお不動さん」として親しまれています。
徳川家光公は、宇都宮の吊天井の難を免れたのはこの不動明王の御加護だとし、深く帰依されたといわれており、春日局も訪れたことのあるお寺です。幕末には大火と廃仏毀釈により、本堂や宝物が破壊されました。しかし、信者が像を必死に守ったおかげで、本尊の「不動明王像」は破壊を免れたという歴史を持ちます。
大山寺本堂前の山道周辺は、紅葉の名所です。大山寺では11月上旬から12月上旬にかけて「もみじ祭り」が行われ、木々が多くの人々の目を楽しませてくれます。通常では毎月8日、18日、28日が御開帳日ですが、「もみじ祭り」の時期には毎日御開帳をしているので必見です。
また、紅葉シーズンを迎えた大山では11月中旬から上旬にかけて、大山阿夫利神社下社とともに大山寺でもライトアップが行われ、昼間とは違った魅力を見せてくれます。美しく照らされた紅葉と、相模湾を一望できる絶景の夜景を同時に楽しもうと、毎年多くの観光客がカメラを携え訪れる名所です。昼夜を問わず楽しめる人気スポットですので、ぜひお昼と夜の両方の風景を楽しんでみてくださいね。
大山寺までのアクセスは、バスと徒歩、ケーブルカーを使います。
伊勢原駅の北口から出ている大山ケーブル行きバスの終点で下車。徒歩500mで大山ケーブル駅に着きます。大山ケーブル駅からケーブルカーに乗り、大山寺駅で下車をして徒歩200mくらいのところに大山寺はあります。
紅葉がライトアップされている期間は、ケーブルカーの運行時間も延長されるので、時間に迫られることなく満喫できるのは嬉しいですね。
また、ケーブルカーの一駅先には、明治時代の神仏分離令によって大山寺と分けられた「大山阿夫利神社」があります。
「大山阿夫利神社」は、2200年以前の崇神天皇の時代に創建されたと伝えられている神社。古来では別名「あめふり山」とも呼ばれ、雨乞いや五穀豊穣の祈願の対象でした。その後、奈良時代以降は神仏習合の霊山として、武家政権下では武運長久の祈りの場所として栄えました。庶民からの崇敬も厚く、江戸時代以降は年間20万人を超える人々が「大山詣り」を行ったという記録が残っています。
11月中旬頃からは大山寺と大山阿夫利神社で紅葉が見頃を迎えます。ぜひこの秋のおでかけに、2か所併せて訪れてみてはいかがでしょうか?
雨降山 大山寺
伊勢原市大山724 0463-95-2011 アクセス:「伊勢原駅」北口から大山ケーブル行きバスに乗車し終点で下車。そこから徒歩500mで「大山ケーブル駅」へ。「大山ケーブル駅」で乗車後「大山寺駅」で下車。そこから徒歩約200m。※参考URL
https://oyamadera.jp/
https://www.atsugi-kankou.jp/site/yamanami-kikou/gosyuin-oyamadera-isehara.html
https://isehara-kanko.com/autumn-lightup/
https://koyo.walkerplus.com/detail/ar0314e12675/
https://isehara-kanko.com/history/oyamadera/
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