3匹のカエルが幸せを呼ぶ?古くから愛され続ける「高石神社」

1652年建立された川崎市麻生区にある「高石神社」。初詣には一日約5,000人が参拝に訪れるという、地元の方々から愛されている神社です。標高117mという地域一の高台の頂上にあるため、天気の良い日はよみうりランドや富士山も眺めることができます。

高石神社は、かつて潮音寺を開基した「地頭加々美金右衛門正吉」が、神体を奉納して1654年に創建したと言われています。この頃、神社周辺は「お伊勢の森」と呼ばれていました。そして、1922年には高石村内の熊野社や御嶽社、春日社、富士浅間社、八幡社などを合祀して現在の形になったとされています。はるか昔から、地元の方々から愛され続けてきたことがよく分かりますね。

境内の池には3匹のカエルの石像があります。おなかにはそれぞれ「若」「銭」「福」の文字が刻まれ、若さ・財産・幸せが返ってくると言われています。
元々カエルは「無事に帰る」「福返る」「若返る」「お金が返る」といった言葉を連想することから縁起物とされていました。また、前にしか跳ばないことなどから、仕事運や出世、開運に良いものとも言われています。
さらにこの「3蛙」は熊野神社の那智の滝壺から移り住んだ神の使者と言われており、「願い事をすると神に告げ、叶えてくれる」という言い伝えがありました。1804年~1830年頃に台風で池は埋没しましたが、この信仰は口伝で伝わり続け、1984年に神社を改築する際に3匹の蛙も復元しました。今の姿となってからも、人々を見守っています。
高石神社の社務所では、カエルのお守りやステッカーも販売しており、とても可愛らしいデザインが魅力的です。高石神社に参拝する際は、ぜひこちらも立ち寄ってみてください。

こちらの神社では季節ごとにさまざまなイベントが開催されています。例えば成人の日には、五穀豊穣を祈る高石神社の伝統行事「流鏑馬(やぶさめ)」の神事を開催しています。これは江戸時代から続く正月行事で、馬に乗らず立ったまま矢を射るのが特徴です。なかなか見る機会のない神事ですので、ぜひ訪れて迫力を体感してみてください。
2月の節分には境内3方向に舞台を設置し、年男が豆まきをします。多くの人が福を求めて集まり盛り上がりをみせます。
夏に行われる夏祭りでは盆踊り大会だけでなく、百合丘小学校児童によるゆりっ子ソーラン屋台・出店などを開催。活気にあふれるイベントです。
また、秋には例大祭が行われます。お神輿を担ぎ太鼓の音が鳴り響く光景は、夏祭りに負けない勢いがあります。そして冬には七五三祝に新年祭など、一年通してさまざまな例祭が予定されています。
一年を通して行事が行われ、活気があふれる「高石神社」。可愛いカエルの姿を見に、ぜひ足を運んでみてはみてはいかがでしょうか。
高石神社
川崎市麻生区高石1ー31ー1 044-954-2332 アクセス情報:「百合ヶ丘駅」より徒歩約10分※参考URL
https://www.kanagawa-jinja.or.jp/shrine/1201085-000/
https://asao-kankou.jp/r4/area3-2/
https://www.kanaloco.jp/news/culture/bunka/article-1007277.html
https://tesshow.jp/kanagawa/kawasaki/shrine_asao_takaisi.html
https://town-takaishi.net/sf-2024/
https://shinyuri-line.net/%E3%82%A4%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%88/%E9%AB%98%E7%9F%B3%E7%A5%9E%E7%A4%BE%E3%81%AE%E4%BE%8B%E5%A4%A7%E7%A5%AD%EF%BC%88917%E3%83%BB18%EF%BC%89%E3%81%AF%E4%BC%9D%E7%B5%B1%E7%BE%8E%E3%81%82%E3%81%B5%E3%82%8C%E3%82%8B%E9%A2%A8%E7%89%A9/
https://www.loopsky.com/fs/loop/47670#
この記事は読者リポーターの投稿によるもののため、情報の正確性は保証されません。ご確認のうえご利用お願い致します。