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いつの時代も地元民から愛され続ける「立野台公園」と「花菖蒲」

いつの時代も地元民から愛され続ける「立野台公園」と「花菖蒲」

座間駅から徒歩15分ほどの距離にある「立野台公園」は、フィールドアスレチック風の複合遊具やロング滑り台、スプリング遊具、砂場などの遊具が充実している公園です。のどかな雰囲気で、休日には家族連れで賑わいます。公園の中央には敷地の4分の1を占める大きな池があり、カメやコイ、カモを見ることも可能です。この公園で有名な花は菖蒲ですが、4月には桜、5月にはツツジが綺麗に咲きます。さらに、池の北側に人工的に作られた小川沿いには紫陽花も植えられているので、菖蒲と併せて紫陽花を楽しむのもおすすめです。立野台公園は自然豊かでゆったりとした雰囲気なので、地域の人々の憩いの場になっています。緑に囲まれてゆったり過ごせばリフレッシュできるでしょう。

地元の人たちの憩いの場「立野台公園」

なお、毎年8月頃になると夏祭りも行われます。模擬店やキッチンカーが出店したり、フリーマーケットが開催されたり、盆踊りを楽しめたりするので、ぜひ夏祭りにも参加してみましょう。

「かながわの花の名所100選」に選ばれた花菖蒲

園内には、平成7年に「かながわの花の名所100選」に選ばれた「菖蒲の里」があります。紫や白、青、ピンク、黄色など約10種類の菖蒲が約400本咲き誇る風景を堪能できるのが魅力です。さらに、座間勘蔵という江戸時代後期の人物が作り出した「座間の森」という希少な品種の菖蒲も見ることができます。座間の森は3枚の花弁の垂れ咲きで、白地に藤色の薄いぼかしが入り、中心が黄色いのが特徴の菖蒲です。立野台公園に足を運ぶ際には、ぜひ座間の森を探してみてくださいね。なお、菖蒲の見頃は6月上旬から中旬にかけてです。

子供が遊具で遊ぶだけでなく、花を眺めて楽しむこともできるので、老若男女問わず楽しい時間を過ごすことができます。天気が良い日におしゃべりを楽しみながら、のんびりと散歩をするのも良いでしょう。

時代とともに移りゆく景色、変わらない公園への愛

立野台公園周辺は元々松林でした。しかし昭和30年代の半ばに公園として整備されて以降、有志の方々が座間の森などの希少種も含めた10種類の菖蒲を430株植えて手入れし、毎年見事に花を咲かせています。また、かつては池に魚を放ったり、クジャクや鹿、アヒルなどの動物を飼育したりしていました。時代の流れとともに飼育されている動物は減っていき、動物を飼育していた建物は2003年に撤去されて現在は複合遊具が設置されています。しかし、池の水を綺麗にしたことでカモが戻ってくるなど、公園を綺麗に維持している地元の人々の努力のおかげで、現在でも動物を見ることができます。クジャクを飼っていた建物の屋根を東屋に再活用するなど、姿を変えながらも地元の人々の憩いの場として愛されている公園なのです。

ロング滑り台や複合遊具で子供と楽しく遊んだり、菖蒲などの美しい花を眺めたりすることができる立野台公園。緑が美しいこの季節に、楽しいひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。

楓さん(436)の記事

立野台公園

https://www.city.zama.kanagawa.jp/bunkasports/kouen/kouen1/1010596.html

座間市立野台三丁目385
046-255-7221 アクセス情報:「座間駅」より徒歩約17分

この記事は読者リポーターの投稿によるもののため、情報の正確性は保証されません。ご確認のうえご利用お願い致します。

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