2種類の蓮が咲き誇る蓮池は必見!「桜小路公園」をご紹介

桜小路公園は、本鵠沼駅から住宅街の中を10分ほど歩いたところにある公園です。この一帯はもともと湿地で沼が多かったことから、鵠沼という地名がつけられたと言われています。園内には2つの池があり、初夏に咲く蓮の花は桜小路公園の名物です。

毎月の最終日曜日には、近所に住む有志のボランティアである「桜小路公園愛護会」が公園の維持活動を行っており、園内を清掃したり、見通しが良くなるように木を剪定したり、蓮が開花するように池を管理しています。次の年に多くの蓮の花を咲かせるために、冬には池に入って、枯れた蓮の茎を手作業で一本一本抜き取るなど、過酷な作業も行っているのです。時には特定外来生物の浮き草が繁殖してザリガニが釣れなくなったことなどもありましたが、数年かけて完全に駆除に成功しました。桜小路公園は地元の方々の愛によって守られており、ボランティアの方々の努力のおかげで、公園を訪れる人々は毎年綺麗な蓮の花を見ることができるのです。

園内にある2つの池には、それぞれに異なる種類の蓮が植えられています。第一はす池には、透明感のある白にほんのりと色づくピンク色が美しい、舞妃蓮という品種の蓮を一足先に見ることができます。
第二はす池では、濃いピンクが特徴の誠蓮という品種の蓮が第一はす池よりも8~10日遅れで咲きます。
蓮の花の見頃は6~7月ですが、第二はす池の誠蓮は遅れて咲くので、どちらも見たい方は6月中旬以降に足を運ぶと良いでしょう。
さらに、水を求めて鳥が訪れやすいため、運が良ければアオサギや藤沢の市鳥に指定されているカワセミなどの鳥を見ることができるかもしれません。また、池にはカルガモやザリガニ、カメなども生息しており、子どもたちが気軽に自然に親しめる環境としても人気のスポットです。
なお、春になると園内に桜が咲きます。桜に留まる鳥を観察して楽しむのもおすすめです。

桜小路公園には2台の滑り台やブランコ、鉄棒といった一通りの遊具が揃っており、子供がのびのびと遊ぶことができます。さらに、第一はす池のそばには健康器具が3つ設置されているので、大人も軽くストレッチなどをして運動不足を解消することも。子どもだけでなく大人も体を動かして楽しめるのが魅力です。さらに第二はす池の奥には、一休みできるベンチが設置されています。近くには桜の木が植えられているので、春にはお花見も楽しめます。四季折々の自然に囲まれて過ごせば、リラックスできること間違いなしです。
地元の人々に愛され守られている「桜小路公園」。美しい蓮を眺めながら散歩したり、池に集まる生き物たちと触れ合ったりして、癒しのひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。
桜小路公園
https://www.city.fujisawa.kanagawa.jp/kouen/kyoiku/leisure/koen/hanagoyomi/hasu.html
藤沢市鵠沼藤が谷4-19 0466-33-2001(鵠沼市民センター) アクセス情報:「本鵠沼駅」より徒歩約9分この記事は読者リポーターの投稿によるもののため、情報の正確性は保証されません。ご確認のうえご利用お願い致します。