徳川家康ゆかりのお寺、座間の「宗仲寺」で歴史と福を巡る散歩
小田急小田原線「相武台前駅」から、バスに乗って約5分。座間の街なかに、徳川家康公と深いつながりを持つお寺があるのをご存じでしょうか。それが「宗仲寺(そうちゅうじ)」です。
江戸時代のはじめ、慶長8年(1603年)に、家康公の重臣だった内藤清成がこの地に建てたのが始まりといわれ、400年以上もの間、地域の人々を見守り続けてきました。
境内に入ってまず目に飛び込んでくるのが、どっしりとした本堂です。ご本尊は阿弥陀如来。実はこのお寺、家康公が生前とても頼りにしていた源栄上人が開いたお寺で、家康公からいただいた茶器一式や肖像画が今でも寺宝として大切に保管されているのだとか。
屋根や瓦をよく見ると、徳川家の紋章「葵の御紋」がさりげなく輝いていて、思わず「本当に家康公ゆかりのお寺なんだ」と実感させられます。
大火をくぐり抜けた山門

青空に映える姿を見ていると、長い年月を生き抜いてきた重みが伝わってきます。門の脇には「宗仲寺」と刻まれた寺号標も立っていて、ここが目的地だと一目でわかります。
緑青色の屋根が美しい鐘楼

境内をさらに進むと、緑青色の屋根をいただいた鐘楼が見えてきます。白い石の土台にすっと建つその姿は、周りの古木ともよく馴染んでいて、思わず足を止めて見上げたくなる美しさです。屋根の反りや細やかな組み木の造りにも、職人の丁寧な仕事ぶりがうかがえます。
派手さはありませんが、鐘楼や造りをじっくり眺めていると、400年という時間の重みをふと感じる瞬間があります。
やさしい空気に包まれる、水子観音堂

本堂のすぐそばに建つのが、昭和56年(1981年)につくられた水子観音堂です。緑青色の屋根が印象的で、中には彫刻家・山本豊市氏の手による水子観音像が安置されているそうです。
観音堂を前にここで手を合わせていると、静かであたたかい空気に包まれて、自然と気持ちが落ち着いていくのを感じます。
健康長寿の福の神、「寿老人」に会いに

実はこの宗仲寺、座間市と海老名市の7つのお寺をめぐる「相模七福神」の1番目のお寺でもあるのです。
まつられているのは、健康と長寿にご利益があるとされる「寿老人(じゅろうじん)」。山門を入って左手に進むと、「相模七福神 寿老人」と書かれた案内板とともに、穏やかな表情の石像が迎えてくれます。
お正月の時期になると、七福神めぐりを楽しむ人たちで境内が賑わいます。御朱印を集めながら座間・海老名のお寺を歩いてまわるのは、新年らしい清々しい過ごし方。まずはここ宗仲寺で寿老人に手を合わせ、1年の健康をお願いしてから出発するのがおすすめです。
家康公ゆかりの歴史、福の神のご利益、そして静かな境内の心地よさ。宗仲寺には、座間の街なかとは思えないほどゆったりとした時間が流れています。
ちょっと歴史に触れる散歩がしたくなったら、ぜひ立ち寄ってみてください。400年前から変わらず続く空気を感じられる、そんな場所です。
宗仲寺(そうちゅうじ)
https://www.instagram.com/sochuji/
座間市座間1-3300 046-254-9700 アクセス:小田急小田原線「相武台前駅」から神奈川中央交通バス「宗仲寺前」下車すぐこの記事は読者リポーターの投稿によるもののため、情報の正確性は保証されません。ご確認のうえご利用お願い致します。






