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「自分ごのみ」は楽しい!

「自分ごのみ」は楽しい!
聞けばなんでも応えてくれる。 まさにソムリエだ

瀟洒なビルに、ガラス張りの外観が目立つ。覗き込めば、見慣れない樽が無数に並んでいる。

ここは「豆工房 コーヒーロースト」。元サラリーマンの店主が、「ぜひ秦野で!」という意気込みとともに開店した。樽の中には乳褐色の豆がぎっしり詰まっている。こちらも見慣れない、コーヒーの生豆だ。
「丹沢ブレンド」がバランスもよく飲みやすい、人気の品種だと言うが、エチオピア、エジプトなど多国籍の豆たちはどれも個性豊かで魅力的に映る。丁寧な説明を頼りに、自分好みの豆を見つけたら、その場で焙煎してもらうのだが、この焙煎にもまた様々な段階があり、その具合でコーヒーの味わいも変わると言う。
「おうちで美味しく飲んでもらうために」と、コーヒーの淹れ方までレクチャー。たしかに、彼の淹れたコーヒーはひと味違う。しっかり覚えて、今日の豆を美味しく味わいたい。

きれいに梱包されて、見慣れたコーヒー豆となった、さっきまでの生豆は、自分で選び、焙煎の具合まで決めただけに、手に収まると可愛くてたまらないような、不思議な気持ちにさせてくれる。これは家に着いてからの楽しみも大きい。

これまで当たり前のように飲んでいたコーヒーだが、ワインを彷彿とさせるほどの複雑さがある。豆の大きさが品種によって違うこと、産地によってある程度味が決まること、身近なようで奥深い、コーヒーの世界だ。

まさに「コーヒーオタク」、「コーヒーソムリエ」とも呼べる彼の情熱的で、詳細な話も、この店の魅力のひとつ。面白い場所が秦野に出来た。

ココハダさん(21)の記事

豆工房 コーヒーロースト

秦野市本町3-1-2
桝屋ビル2号室
0463-72-7503

この記事は読者リポーターの投稿によるもののため、情報の正確性は保証されません。ご確認のうえご利用お願い致します。

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