多摩川のどんど焼き

どんど焼きとは、小正月に行われる左義長とも言われる全国的な正月行事です。
東京でも行われ、世田谷の鎌田にある南陸会という町会が主催となり、多摩川の河川敷で、今年も1月12日の日曜日に開催されました。
開催場所は二子玉川緑地運動場の隣の広場で、成城学園前駅南口から二子玉川駅行きのバスに乗り、鎌田もしくは吉沢で下車、そこから多摩川に向かって徒歩で行きます。
今年は台風19号の影響で多摩川が氾濫したため、会場周辺では台風の影響が残ったまま、また、葦が流されてしまったため、どんど焼きに使う葦を集めるのに大変苦労されたそうです。
その結果、小ぶりとのことですが、多くの観衆の下、迫力のある火祭りは行われました。私の小さい頃は地元の喜多見でも行われていましたが、火を使う祭りで、準備が大変なためか、砧地区ではここだけになってしまったようです。どんど焼きはしめ縄、正月飾りやダルマなどを一緒に焚き上げ、祈祷するものです。
私の子供のころは火が弱くなった後に、まゆ玉団子を焼いて食べると無病息災と言われましたが、今はそこまで行われないようです。
しかし、正月行事として、このような迫力のある火祭りが東京に残っているのは貴重だし、一見の価値はありますので、是非、足を運んでみたら如何でしょうか。

祈祷された直後、火を入れる直前です。しめ縄や正月飾り、上の方にはダルマがくくられています。

火が全体に廻って、勢いよく燃えています。一番先端は焼け落ちてしまいました。

全体的に火が廻り、そろそろ終盤です。昔は火が治まったらまゆ玉団子を焼いて食べましたが、今はそこまではやらないようです。
多摩川 東京世田谷鎌田のどんど焼き
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世田谷区1 鎌田1-15-2この記事は読者リポーターの投稿によるもののため、情報の正確性は保証されません。ご確認のうえご利用お願い致します。