「いせはら芸術花火大会」を鑑賞できる穴場がある！花火は感動を与える芸術作品

「いせはら芸術花火大会」は、伊勢原市民を中心とした有志メンバー主催の花火大会です。
芸術花火大会は、伊勢原市総合運動公園自由広場にて開催され、約2,000発の花火が打ち上げられます。

花火大会といえば、「夏の風物詩」「夏の一大イベント」というイメージを持つ方も多いでしょう。
しかし、今回ご紹介する「芸術花火大会」は、夏のイベントとしての側面だけでなく、芸術を披露する舞台でもあります。
「いせはら芸術花火大会」では観客の方々が感銘・感動を受けられるような、「創造性あふれる花火」ばかりが打ち上がります。

「いせはら芸術花火大会」で打ち上げる花火を手掛けるのは、「磯谷煙火店」。
磯谷煙火店は約130年の歴史と伝統を持つ、老舗の煙火店です。
花火師の腕を競う大会「全国花火競技大会『大曲の花火』」で、磯谷煙火店は最優秀賞である内閣総理大臣賞を過去に2度受賞しています。
創業からの伝統を受け継ぎながら、これまでに誰も見たことのないような新しい花火を創ることに挑戦し続けています。

芸術花火大会では、創造花火や市民花火、特製8号玉打上げ、メロディー花火といった作品が披露されています。
発色にこだわって制作された創作花火は、コスモスや扇形などユニークな形であることも特徴の一つ。
また、迫力のある特製8号玉も圧巻です。
グランドフィナーレを飾るメロディー花火は、コンピューター制御によって立て続けに、そして盛大に打ち上げられます！

芸術花火大会の会場には無料スペースがあります。
名のある花火師が打ち上げる花火大会でもあるため、当日は混雑するでしょう。
そのため、無料スペースを利用するのであれば、早めに場所取りをすることをおすすめします。

場所取りが煩わしく感じる方は、事前に観覧席を予約しましょう。
チケットは、いす席約4,000円・寝ソベリア約5,000円・カメラ三脚エリア約5,000円です。
なお、購入時期により金額が変動する可能性があります。

会場内の無料スペースと有料スペースについてご紹介しましたが、中には「場所取りは大変」「お金はかけたくない」という方もいるでしょう。
そんな方におすすめしたいのが、穴場スポットからの観覧です。
小町緑地内にある「小町神社」は、芸術花火大会を鑑賞できる穴場だと言われています。
ただし、会場からは離れているため、音楽やマイクパフォーマンスといった臨場感は味わえないかもしれません。
ですが、生放送されているラジオを活用すれば、その場にいるような雰囲気を味わえるでしょう。

なお、新型コロナウイルスの影響により来季の開催や観覧方法は変更になる可能性があります。
詳しくは公式HPをご確認ください。

ここからは、芸術花火大会の会場となる伊勢原市総合運動公園へのアクセスをご紹介します。

電車を利用する場合は、小田急小田原線「伊勢原駅」北口からバスに乗車して、「総合運動公園」または「総合運動公園入口」に向かいましょう。
バス停を下車して徒歩10分ほどで総合運動公園に到着します。
なお、総合運動公園には無料駐車場がありますが、花火大会当日は使用できません。
車で向かう場合には周辺の駐車場を利用しましょう。
また、穴場スポットの小町神社に向かう方は、小田急線「愛甲石田駅」からバスに乗車して、「小野宮前」に向かいましょう。

今回はいせはら芸術花火大会についてご紹介しました。
今回ご紹介したポイントや穴場スポットを知っていると、より花火大会が楽しめるかもしれません。
ぜひ、「いせはら芸術花火大会」に参加して、名匠の芸術花火を堪能してみてはいかがでしょうか。

小田急のくらし編集部より

いせはら芸術花火退会では、磯谷煙火店のオリジナル花火を集めたプログラム「創造花火」や花火大会の中盤を彩る「市民花火」に「特製8号玉打上げ」、「メロディー花火」などが空を彩ります。
どれもデザイン・色に工夫を凝らした花火は魅力的です。

そもそも、いせはら芸術花火大会は「花火で子どもたちに夢と希望を与えたい」「伊勢原で花火大会を」という市民有志の思いが集まり、2009年に始まりました。
花火大会の運営費は、すべて地元企業や市民などからの協賛金と募金で賄われていることから、「市民の花火」としても愛されています。

感染症の影響から中止が続いていましたが、2022年からは復活。
席はチケット制になりました。
1口5,000円の協賛金を納めれば協賛エリアチケット2枚をもらえるほか、大迫力の花火を間近で寝そべりながら楽しめる「寝ソベリア」（指定）、イスに座ってゆったり観覧できる「いす席」（指定）、三脚を使った本格花火撮影ができる「カメラ三脚エリア」（指定）といったチケットもありますよ。
市民の力で彩る芸術作品を、ゆっくり眺めてみてはいかがでしょうか。