2021年9月3日

見て・体験して・学べる！国登録記念物・箱根強羅公園の魅力をお届け！

箱根湯本駅から箱根の山をさらに登っていった先に、「箱根強羅公園」という美しい庭園があります。
大正3（1914）年に開園した日本初のフランス式整型庭園で、左右対称の幾何学的な配置に並べられた池や花畑などが特徴です。
平地で広い面積を使うフランス式整型庭園と異なり、強羅公園は傾斜地に作られています。

そのため、多種多様な花々だけでなく、箱根の広い空や山々と一緒に楽しめるでしょう。
強羅公園の敷地はもともと多くの岩が転がる荒地だったため、現在でも公園内では多くの岩が見られ、そのままの日本的な庭の味わいも感じられます。

ちなみに、公園内では自然物だけでなく、熱帯植物園・茶室・各種体験工房などの施設を利用することも。
体験工房は陶芸・吹きガラス・サンドブラストなどが体験可能で、一日を通してたっぷり楽しめる公園です。

強羅公園ではさまざまな伝統文化の体験が楽しめます。

公園内の茶室「白雲洞茶苑」では、大正以来の趣深い茶室で気軽に茶の湯体験が行えます。
周辺には4軒の茶室があり、それぞれで違った雰囲気を味わえるでしょう。

また、吹きガラスやトンボ玉づくり、切子の模様付けを行ったり陶芸や絵付けをしたりと、日頃なかなかできない工芸体験もできます。
その他にも、サンドブラストやヴィンテージビーズといった、伝統工芸以外の体験も実施しているので、興味に合わせて選んでみましょう。

ちなみに、各種工芸品を販売している「こまもの屋箱根」では、作家が制作した多くの作品を購入できます。
ガラス・陶芸・木工など、さまざまなハンドメイドの作品がセレクトされていて、ここでしかゲットできない可愛らしいアイテムばかりです。

強羅公園の多くを占めるフランス式の整型庭園には四季折々の花が植えられています。
春はツツジやサクラ、夏はアジサイやイワタバコなどの花々が、秋はモミジやマルバフジバカマ、冬はミツマタやバンサクなどがみられます。
ピクニックや紅葉狩りなど季節ごとに違った景観が楽しめるでしょう。

また、庭園以外にも多数のバラを集めたローズガーデンや熱帯の植物を展示している熱帯植物館なども設けられており、公園内各所で多くの草花を観賞できます。
そして、この庭園の見どころは何といっても噴水広場。
公園内の花々に囲まれ、きれいな花と涼しげな噴水で癒やされる場所です。
また、秋には周りの木々が紅葉してさらに美しい景色が楽しめます。

そして、近くの店舗でサンドイッチやカレーライスなどの食事も提供されており、美しい景色とおいしい料理を同時に満喫できるでしょう。
公園内各所で写真映えするスポットがたくさんあるので、ぜひ強羅公園の綺麗な景色をSNSなどで共有してみてください。

箱根強羅公園には美しい景色やバリエーション豊かな施設があり、さまざまな形で公園を楽しめます。
箱根の山の上にあるため夏でも涼しく、周辺には温泉を筆頭に多くの名所があります。自然・工芸・歴史・文化などのさまざまな要素を一緒に楽しんで、心を癒やしつつ、ぜひ文化的な体験をしてみてくださいね。