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関東屈指の梅の名所!小田原梅まつりで歴史と絶景を目いっぱい堪能しよう!

関東屈指の梅の名所!小田原梅まつりで歴史と絶景を目いっぱい堪能しよう!

引用:https://www.photo-ac.com/main/detail/4668520

小田原梅まつりは、小田原城址公園と曽我梅林で開催されるお祭りです。
会場となる曽我梅林では約35,000本にも及ぶ梅が植えられており、2月中旬頃には一斉に開花します。
一面に咲く白梅はまさに壮観で、位置によっては奥にそびえたつ富士山を望むことができます。

お祭りではこうした綺麗な梅景色を楽しめるほか、地元農家の方々が真心をこめて作った梅干しや梅ジャム、新鮮な野菜などを購入することも!
季節を思う存分味わえる、見てよし食べてよしのおすすめスポットです。

引用:https://www.photo-ac.com/main/detail/22650025

さてそんな曽我梅林ですが、歴史を辿ると今から約600年以上も昔、北条氏の時代に誕生したと言われています。
元々は梅の実を兵糧用にするために、多くの梅の木を城下に植えたそう。
こうした経緯から、この梅林には食用に重宝される白梅が多いのです。

そして、地元農家の方々の「富士山を望む絶景と梅を一緒に楽しんでほしい」との想いから、40年ほど前に実行委員会が発足しました。
曽我梅まつり実行委員会や小田原市観光協会、各後援団体のご協力のもと「小田原梅祭り」が開催されるようになったのです。

引用:https://www.photo-ac.com/main/detail/4890038

梅祭りの見どころと言えば、何といっても様々な種類の花が美しく咲き乱れる梅の花ですね。
曽我の里に位置する曽我梅林は「別所」「中河原」「原」の3地区で構成されており、メイン会場には開花基準となる木や、地元農家自慢の梅干しになる木があります。
また、その周辺でもしだれ梅や色鮮やかなピンク色の梅など、さまざまな見どころがあるため、いたるところで梅の花を満喫できます。

さらに、同時に開催される寿獅子舞などの伝統行事も見どころの一つ。

宗我神社に奉納された「曽我別所の寿獅子舞」は小田原市の無形民俗文化財で、氏子の無病息災と悪魔を払い豊年を祈願する舞として、今なお伝承されています。

また「小田原ちょうちん踊り」では、ちょうちんを手に息の合った踊りを観られます。
江戸時代から続く小田原の伝統が感じられる、素敵な行事です。

引用:https://www.photo-ac.com/main/detail/4668509

梅祭りが行われる曽我の里は、日本三大仇討の一つ「曽我物語」の所縁があります。
そのため、周辺には曽我地区の総鎮守である「宗我神社」や、曽我兄弟および虎御前の木造など兄弟ゆかりの品々が伝わっている「城前寺」、曽我兄弟の母である「満江御前の墓」など、歴史を感じられる史跡が数多く存在しています。
梅の花たちとともに、長く続く歴史へ思いを馳せるのも趣があって良いかもしれません。
歴史好きの方は、ぜひお出かけしてみてください。

今回はもうすぐ見頃を迎える、小田原梅まつりをご紹介しました。
約600年前から大切にされ続けた梅は、今なお、私たちに美しく可憐な表情をみせてくれます。
また、今年の開催は令和4年2月5日(土)~27日(日)を予定しています。
自然に囲まれてリフレッシュしたい方、景色を楽しみたい方は、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

楓さん(303)の記事

曽我別所観光協会

https://soganosato.com/index.html

小田原市曽我別所282 0465-42-1965

この記事は読者リポーターの投稿によるもののため、情報の正確性は保証されません。ご確認のうえご利用お願い致します。

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