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日本を代表する古民家の野外博物館の一つ「川崎市立日本民家園」をご紹介

日本を代表する古民家の野外博物館の一つ「川崎市立日本民家園」をご紹介
昭和42年に開園した古民家の野外博物館「川崎市立日本民家園」

川崎市多摩区にある「川崎市立日本民家園」は、古民家の野外博物館です。
園内に25件ある古民家はすべて国・県・市から文化財の指定を受けた、重要な建造物となっています。
今回は、そんな「川崎市立日本民家園」の見どころや、この春のイベントなどをご紹介していきます。

「川崎市立日本民家園」は、古民家を永く将来に残すことを目的に、昭和42(1967)年に開園しました。
東日本の代表的な民家をはじめ、水車小屋・船頭小屋・高倉・歌舞伎舞台などの歴史的建造物を25件見ることができます。
また、本館展示室では民家に関する民俗資料も収蔵しており、当時の建築手法や生活様式についても学べます。
まさに「見て・学べる」、日本を代表する古民家の野外博物館の一つなのです。
ちなみに、民家園正門から徒歩10〜20分ほど歩いたところにある伝統工芸館では、伝統的な藍染め体験ができます。
伝統工芸館のみの入館は無料ですが、藍染め体験は施設利用料や染め代などがかかるので、詳しくは公式サイトをご確認くださいね。
施設内で購入できる無地のハンカチやバンダナ、トートバッグでも藍染めはできますが、オリジナルのものを作りたい方は、好きな布地を持参しましょう。
なお、団体や講習会などの対応で受け付けができない場合があるため、事前予約必須となります。

5月28日までは企画展示「東北の手仕事Ⅰ わら」が開催

日本民家園では、「宿場」「信越の村」「関東の村」「神奈川の村」「東北の村」「その他建造物」など、建造物ごとにエリアが分かれています。
「東北の村」エリアには、山形県鶴岡市の「旧菅原家住宅」と、岩手県紫波町の「旧工藤家住宅」、2棟の古民家が移築されています。
豪雪地帯とそうでない土地とで違いはあるものの、いずれも冬は厳しい自然環境でした。
そこで、寒さを防ぐために生み出されたのが「わら製品」です。
本館企画展示室では、企画展示「東北の手仕事Ⅰ わら」が5月28日まで開催され、寒冷地ならではの工夫が施されたわら製品の数々が公開されます。
繊細な技術により、すべて手作業で作られたわら製品は、現代ではなかなか目にすることのない、独特の造形美がありますよ。
こちらは入園料のみで入れるため、ぜひ日本民家園に訪れた際は企画展示に足を運んでみてください。

お食事処や売店も楽しめる!

展示を見てまわったあとは、ぜひお食事処や売店にもお立ち寄りください。
園内には、そば処「白川郷」とお団子の売店「三吉野」があり、おいしいお蕎麦と和菓子が味わえます。
なお、白川郷のお蕎麦はやわらかい細麺。
山梨県・忍野村の湧き水を使って製麺しており、本格派の味を楽しみたい方にもおすすめですよ。
「三吉野」はお団子の売店で、みたらし・あんこ・のりといった定番のお団子のほか、民家園もなかやきび大福、栃の実大福、アイスキャンディーが売っています。
なかでも「民家園もなか」はお土産にぴったりの人気商品です♪
ほかにも園内の本館入口には、オリジナルの出版物や冊子、絵葉書、藍染め製品などの民家園グッズが販売されています。
「川崎市立日本民家園」に訪れた思い出として、お土産に購入してみてはいかがでしょうか?

楓さん(303)の記事

川崎市立日本民家園

https://www.nihonminkaen.jp/

川崎市多摩区枡形7-1-1 044-922-2181 【アクセス情報】
小田急線「向ヶ丘遊園駅」より徒歩13分

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