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紅葉と招き猫に囲まれよう!古都の風情溢れる秋の「豪徳寺」

紅葉と招き猫に囲まれよう!古都の風情溢れる秋の「豪徳寺」
まるで古都のような雰囲気!趣きある豪徳寺で紅葉を満喫しよう

世田谷区にある曹洞宗の寺院である「豪徳寺」。
寛永10年(1633年)、世田谷が彦根藩の所領地となり、文明12年(1480年)に建立されていた弘徳院は江戸菩提寺と定められました。
その後、万治2年(1659年)2代藩主井伊直孝の法号「久昌院殿豪徳天英大居士」に因み豪徳寺と改称され、大名家墓所に相応しい伽藍を整え現在に至ります。
江戸時代の大名墓所の形態をよく保存しているため、周辺では最大規模の国指定史跡となっています。

境内には梅・桜・牡丹・芍薬・つつじや晩秋の紅葉など四季折々の草木が植えられ、季節によって変わる境内の表情を見せてくれますよ。
ちなみに、境内のモミジやイチョウは 11月中旬から12月上旬が見ごろなので要チェックです。

招き猫発祥の地!たくさんの招き猫を見つけよう

豪徳寺といえば「招き猫」が有名ですが、こんな逸話が残っています。
昔々、この地を通りかかった殿様がお寺の門前にいた猫に手招きされ、立ち寄ることになりました。
そして、お寺で過ごしていると突然雷が鳴り、雨が降りはじめます。
雷雨を避けられたうえに、和尚との話も楽しめた殿様は、その幸運にいたく感動したそうです。
こういった経緯から、この場所は「招き猫発祥の地」と言われるようになりました。

ちなみに、招福堂には1,000匹の招き猫が陳列しているほか、2006年に落慶した三重塔にも隠れ招き猫がいます。
また、豪徳寺商店街には電柱や旗などあらゆる場所に招き猫がいるので、紅葉と招き猫のコンビネーションを探しながら歩くのも良いでしょう。

招き猫だけじゃない!多彩な豪徳寺の見どころ

このお寺は彦根藩主・井伊家の江戸における菩提寺なので、井伊家ゆかりの文化財が数多く存在しており、敷地内の1番奥には井伊直弼の墓もあります。
墓所には幕末の大老13代直弼の墓、豪徳寺中興開基2代直孝の墓をはじめ、歴代藩主や正室たちの墓が並んでいます。
平成20年(2008年)に国史跡に指定されました。

また、仏殿は延宝5年(1677年)に建てられました。
仏殿の正面に篆額「弎世佛」があり、現在・過去・未来の三世を意味する諸佛などが安置されています。
平成2年(1990年)には、世田谷区指定有形文化財にも指定されました。
三重塔は平成18年(2006年)5月に落慶しました。高さは22.5メートルで、釈迦如来像や迦葉尊者像、阿難尊者像、招福猫児観音像が安置されています。

文化的にも貴重な史跡が残る豪徳寺、ぜひ秋の紅葉と共にお出かけしてみてはいかがでしょうか。

楓さん(303)の記事

大谿山 豪徳寺

https://gotokuji.jp/

世田谷区豪徳寺2-24-7 03-3426-1437 【アクセス】
豪徳寺駅から徒歩15分

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