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1000株のアジサイが圧巻!「あじさい寺」こと「妙楽寺」をご紹介!

1000株のアジサイが圧巻!「あじさい寺」こと「妙楽寺」をご紹介!

妙楽寺は地元川崎の人から「あじさい寺」と呼ばれるほどの、知る人ぞ知るアジサイの名所です。妙楽寺は長尾丘陵と呼ばれる丘の上にあるので、坂をのぼり切ったところに位置します。門をくぐると早速、青、紫、うす紅色など色とりどりのアジサイがお出迎えしてくれます。また、本堂に向かう細い道の左側もアジサイの山になっており圧巻です。

境内には28種類、なんと約1,000株ものアジサイが植えられているそう。みずみずしい緑と鮮やかなアジサイに囲まれた境内は風情ある景色です。境内にはアジサイを正面から観ることができる小さな木の椅子が用意されているスペースもありますよ。

特に6月下旬~7月上旬にかけては満開のアジサイを楽しむことができます。雨に濡れて光り輝くアジサイを観に、梅雨時のおでかけに足を運んでみてはいかがでしょうか。

源家の祈祷所だった「妙楽寺」

最近の研究によると、妙楽寺は中世初期には存在していたと考えられています。さらに、「吾妻鏡」に登場する源家代々の祈祷所であった威光寺(いこうじ)が、現在の妙楽寺であるとされているのです。それは、妙楽寺の土蔵に安置されている、市の重要歴史記念物でもある木造薬師如来両脇侍像を修理した際に、日光菩薩像の胎内から天分14年(1545年)の表記と「武州立花郡大田郷長尾山 威光寺」の墨書銘が発見されたためです。これらの仏像が妙楽寺にあったことから、威光寺と妙楽寺との間の因果関係が推測されることになりました。

また、鎌倉幕府草創期には、源頼朝は弟の全成(ぜんじょう)を威光寺に院主として派遣し、土地の所有を承認して保証するなど、威光寺を手厚く保護していたことも分かっています。これは幕府が所在する鎌倉の外郭の境界線として、多摩川とその右岸丘陵の軍事的位置を重視したためと考えられています。

あじさいまつりで更に楽しもう!

毎年6月には妙楽寺で「長尾の里 あじさいまつり」が開催されます。このイベントでは「長尾こども太鼓」の子どもたちによる力強い和太鼓の演奏が披露されたり、野外でお茶屋抹茶を淹れて楽しむ茶会の野点(のだて)が開催されるほか、アジサイの苗や和菓子、地場産の野菜などの販売も行われます。
例年6月の第三日曜日に開催していますが、必ずHPで最新の情報を確認してから足を運んでくださいね。

1,000株もの色とりどりのアジサイに囲まれた寺院の様子は一見の価値ありです。
ぜひこの週末のお出かけに訪れてみてはいかがでしょうか。

楓さん(415)の記事

長尾山 妙楽寺

川崎市多摩区長尾3-9-3
044-922-3653 アクセス:「登戸駅」から川崎市バス登05系統「菅生車庫」行き「五所塚」下車、徒歩15分

※参考URL
https://kawasaki.mypl.net/mp/kyosho/?sid=1530
http://tamaku-kanko.net/?page_id=984
https://www.k-kankou.jp/spot/watch/detail.html?CN=53722
https://rarea.events/event/194197
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000051.000060403.html
https://trip.iko-yo.net/specials/1252
https://trip.iko-yo.net/spots/453
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A6%99%E6%A5%BD%E5%AF%BA_(%E5%B7%9D%E5%B4%8E%E5%B8%82)
https://www.city.kawasaki.jp/880/page/0000000092.html

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