小田急沿線の暮らしに寄り添う地域密着サイト。

イチョウの絨毯がお出迎え!歴史ある「龍口山 常立寺」!

イチョウの絨毯がお出迎え!歴史ある「龍口山 常立寺」!

藤沢市片瀬にある日蓮宗の寺院「龍口山 常立寺」。
「龍の口刑場跡地」と伝えられているこの場所は、処刑された人などを弔う場所としてはるか昔からこの地域を見守っています。かつては真言宗のお寺でしたが、日豪上人によって日蓮宗のお寺として改宗されました。

境内には青い布を巻いた古い石塔があります。これは「元使塚」と言い、蒙古からの使者「杜世忠」たち5人の供養塔です。文永の役の翌年に、日本に降伏を求めて国書を持ってきた彼らは斬首となりました。
ちなみに青色はモンゴルで「英雄」を意味しており、モンゴル国大統領夫妻やモンゴル出身の有名力士が、ここへ参拝に訪れています。
つまり、常立寺は「モンゴルと日本を結ぶ絆を表す場所」とも言えるでしょう。

歴史あるお寺「龍口山 常立寺」

11月下旬から12月上旬にかけて、山門周辺のイチョウが黄色く色付きます。はらりと舞い落ちたイチョウが美しく、時が経つにつれて絨毯のように境内を敷き詰めていく姿は絶景の一言。タイミングが良ければ、湘南モノレール湘南江ノ島駅が見えるなど、写真映えも抜群です。
次に紹介する「枝垂れ梅」の季節より人が少ないため、落ち着いて参拝ができるのも、この時期ならではの魅力です。

もうひとつの魅力として、12月上旬に行うイチョウのライトアップがあります。22時まで照らされるイチョウは昼とはまた違う幻想的な姿で、訪れた人の目を楽しませてくれます。

太陽の光の下で輝く昼のイチョウも、ライトアップされて落ち着いた雰囲気のある夜のイチョウも、それぞれの魅力を確かめに、足を運んでみてはいかがでしょうか。

2~3月は枝垂れ梅が有名

2〜3月になると、梅の季節がやってきます。
この時期の常立寺は枝垂れ梅が有名で、多くの参拝者が訪れます。枝垂れ梅がいざ満開になると、繊細なレースのように連なる「紅白の梅の花」でいっぱいに。可憐な花の香りも楽しめます。本堂の前はもちろん、門前の梅も見所なので要チェックです。時々、メジロという鳥が花の蜜を吸いにやってきます。大きな声を出すと逃げてしまうので、見つけたら静かに見守ってあげましょう。

写真はもちろんのこと、境内にある茶屋さんでお茶を楽しみながら梅を眺めるのも風情が合って良いでしょう。

ちなみに2024年3月には梅まつりも行われ、夜にはライトアップされた梅も楽しめました。明るい時間帯とはまた違う姿をじっくり眺めるのもおすすめです。

モンゴルと日本をつなぐ架け橋的な存在でもありながら、イチョウや枝垂れ梅などの自然も楽しめる素敵な場所「龍口山 常立寺」。空気が澄んだ季節に、お出かけしてみてはいかがでしょうか。

楓さん(391)の記事

龍口山常立寺

藤沢市片瀬3-14-3 0466-26-1911 ジャンル:おでかけ
アクセス:「片瀬江ノ島駅」下車、徒歩約5分

※参考URL
https://www.tripadvisor.jp/Attraction_Review-g1021277-d11946586-Reviews-Joryu_ji_Temple-Fujisawa_Kanagawa_Prefecture_Kanto.html
https://www.fujisawa-kanko.jp/spot/katase_kugenuma/06.html
https://www.recycle-expert.com/archives/25294
https://shonanportsite.jp/2022/12/12/%E5%B8%B8%E7%AB%8B%E5%AF%BA%E3%81%AE%E9%8A%80%E6%9D%8F%E3%82%82%E7%B4%A0%E6%95%B5%E3%81%A7%E3%81%99%E2%9C%A8/


この記事は読者リポーターの投稿によるもののため、情報の正確性は保証されません。ご確認のうえご利用お願い致します。

この記事を友達に教えるこの記事を友達に教える

  • facebook
  • X