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『曹洞宗 萬松山 延命寺』で冬の風物詩「だるま市」を楽しもう!

『曹洞宗 萬松山 延命寺』で冬の風物詩「だるま市」を楽しもう!

『曹洞宗 萬松山 延命寺』は、神奈川県足柄上郡の松田町にある曹洞宗のお寺です。じつに550年という長い歴史を持っています。室町時代の1442年に北条家の家臣のひとりである遠山直景が所領する土地に、一宇宗箇という和尚さまが開山したことがこのお寺の始まりです。

延命寺は「東国花の寺100ヶ寺」にも登録されています。
東国花の寺100ヶ寺とは、ストレス社会といわれる現代社会において、人々が心に花を咲かせられるようにという思いから、宗旨や宗派を問わず関東1都6県の「花の寺」と呼ばれるお寺が集まり、結成されたお寺のグループです。ここ延命寺ももちろん花の寺として有名です。どのような花が咲いているのかは後ほどご紹介します。

お花以外にも見どころがたくさん。本尊さまである「聖観世音菩薩」を納める本堂もそのひとつで、花板に一枚一枚色が塗られている「花天井」や、奥の内陣の天井も金色の板絵がたくさん貼られた荘厳な造りになっています。

また、「ポックリ弁天堂」と呼ばれるお堂も見どころのひとつ。弁天堂の名の通り、お堂には弁財天のほか、奥に大日如来と阿弥陀如来が奉られています。健康で病気をせず、長命を保つという意味で使われる「ピンピンコロリ」で亡くなりたいという和尚さまの願いが込められたお堂で、どなたでも参拝することができます。

毎年12月28日には「だるま市」が開かれます

お寺の年中行事にはさまざまなものがありますが、延命寺では「だるま市」が印象的です。
だるま市は、年末の12月28日に毎年行われている行事で、正式には「歳の市(としのいち)」といい、新年の飾り物や羽子板などの正月用品を売る市のことです。

延命寺の歳の市は「だるま市」という通称からも分かるとおり、大小さまざまなだるまがところ狭しと並ぶのが特徴です。だるまは縁起物として有名で、お客さまがだるまを購入すると、その場で「魂入れ」が行われ、火打ち石を使って火花を上げながら、目が描き入れられます。その魂入れの様子は見どころのひとつといえるでしょう。

だるま市には新年の無病息災と家族円満を祈願しに、多くの方が集まり賑わいをみせています。

「萬松山 延命寺」は四季折々の花が楽しめるお寺

冒頭でご紹介したとおり、延命寺はたくさんのお花が楽しめる「花の寺」であり、「東国花の寺100ヶ寺」にも参加しているお寺です。
春になるとウメやサクラが咲き誇ります。山門から100mほど続く参道沿いの道に10本ほどのサクラが植えられていて、春先にはとても美しい光景が広がります。

さらに、サクラの花が散って葉桜となる頃にはサクラの下や境内に植えられているボタンの花が色づきます。ボタンの見頃は4月中旬から5月上旬にかけてです。

新松田駅から徒歩約5分の距離に位置する「萬松山 延命寺」。近くにお立ち寄りの際は、お参りしてみてはいかがでしょうか。

楓さん(394)の記事

曹洞宗 萬松山 延命寺

https://www.matsuda-enmeiji.com/

足柄上郡松田町松田惣領2160 0465‐82‐0401 ジャンル:おでかけ
アクセス:「新松田駅」より徒歩5分

※参照URL
https://www.matsuda-enmeiji.com/
https://town.matsuda.kanagawa.jp/site/kankou-sub/darumaichi.html
https://ms825ft.hatenablog.com/entry/2017/07/01/013905
https://matsuri-no-hi.com/matsuri/4419
https://blog.goo.ne.jp/sgh44103-anyt/e/3210fe5eefd2f03c343d65c995165aef/?st=1
https://hanatera.jp/
https://hanatera.jp/temple/kanagawa11/

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