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<海の道>トンボロを歩いてみませんか?

<海の道>トンボロを歩いてみませんか?
現れた<海の道>トンボロ

干潮時に江の島と対岸の片瀬海岸が地続きになる「トンボロ(イタリア語)」が今話題になっています。
トンボロとは日本語で「陸繋砂洲(りくけきさす)」といい、潮位が20㎝以下になる干潮時に約1時間「海の道」ができる自然現象のことです。
普段は国道134号から江の島弁天橋を渡らないと行けない江の島ですが、このトンボロのタイミングに限り、片瀬海岸東浜から降りて海の道を歩くことができます。

現江の島弁天橋は、明治24年(1891)に木製の桟橋がかけられましたが、それより以前は干潮時には徒歩で歩き、満潮時には渡し舟か人足に背負われて渡っていたそうです。
鎌倉時代に関する歴史書「吾妻鏡」にもトンボロ現象の記録があり、また関ヶ原の戦いの直前には徳川家康もトンボロを歩いたと伝わっています。
江戸時代中期以降、江の島詣では庶民に大人気だったそうで、浮世絵などにも江の島渡御の様子でトンボロ歩きを楽しむ女性の姿も描かれています。

自然現象で現れる日が限られていますが、藤沢市観光協会がトンボロ出現予測日時をホームページで公開しています。https://www.fujisawa-kanko.jp/global-data/20241213170423282.pdf

また、トンボロで渡った先に江の島に上陸するための管理用階段の利用可能日時も発表されましたので、そのまま島入りしたい方はホームページでご確認ください。https://www.fujisawa-kanko.jp/news/20250514.html

歴史に思いを馳せ、必ず現れるとは限らず天候に左右されるのもまた希少性のある自然現象の一興ということで、お出かけになってみてはいかがでしょうか。

大橋の下から見える富士山

運が良ければトンボロ歩きしながら橋の下から富士山が望めます。

海の割れたような世界

トンボロが日中に現れるのは、主に4月から8月にかけての大潮の干潮のタイミング。短時間の貴重な自然現象を楽しみましょう。

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江ノ島

藤沢市江の島

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