絵本のような街をつくる-BOOK WEEK JAPANと多摩区の物語-
小田急沿線の素敵なくらしをしている人々にスポットをあてて、仕事のこと、地域との関わり、そしてその人らしい生き方をお届けする「小田急のくらし」。
本をきっかけに、人がつながる活動
ー多摩区を拠点に広がるBOOK WEEK JAPANー
今回ご紹介するのは、多摩区を拠点に本を軸としたコミュニティ活動を行うグラフィックデザイナー、スミナツコさんです。「絵本と森と街のグラフィックデザイナー」という肩書きの通り、自然や街の風景、そして本の世界をゆるやかに結びつける活動を続けています。
スミさんが主宰する「BOOK WEEK JAPAN」は、本をきっかけに人と人が出会い、街の中に小さな物語が生まれていくような取り組み。
多摩区の自然豊かな環境の中で、絵本の世界観を楽しみながら広がってきた活動です。
海外のBOOK WEEKにヒントを得て
ー地域で始まった本のコミュニティー
活動のはじまりは、スミさんがフリーランスのデザイナーとして独立したことがきっかけとのこと。
地域の中でどのように自分の仕事を活かしていけるのかを模索するなかで、海外の「BOOK WEEK」の取り組みをSNSで知り、「日本でもこんなことができたら面白いかもしれない」と思ったといいます。
もともとデザインの仕事を通して、表現や文化を社会に届けてきたスミさん。
今度はその力を地域に還元したいという思いが芽生え、本を中心にしたゆるやかなコミュニティづくりがスタートしました。
「ゆるくやる。好きをこだわる。」
ー絵本のような世界観を大切にした活動ー
スミさんが活動の中で大切にしているのは、「ゆるくやる。好きをこだわる。」という姿勢です。
多摩川の河川敷や森など、自然に囲まれた場所で本や絵本を楽しむ時間は、まるで絵本の中に入り込んだような感覚になるといいます。
絵本が好きな人、本を作る人、編集者や作家など、さまざまな人が自然と集まり、ゆるやかな交流が生まれてきました。
そんな活動を続けているうちに、麻布台ヒルズで開催されるイベントへ声がかかるなど、BOOK WEEK JAPANの取り組みは少しずつ広がりを見せています。
絵本づくりから広がった新しい物語
ー川崎市100周年プロジェクトが転機にー
活動のなかで印象的だった転機の一つが、川崎市100周年プレ事業として始まった絵本づくりです。
このプロジェクトをきっかけに、オリジナル絵本制作や物語づくりのワークショップなど、新しい取り組みが生まれました。
子どもたちが成長していくなかで活動の形も少しずつ変化し、大人も楽しめる「ノートリボ」など新しい本のプロジェクトもスタート。
地域の自然や文化を感じながら、物語をつくる楽しさを共有する活動へと発展しています。
誰もが一人一冊、絵本をつくる街へ
ー10周年に向けて描く未来ー
現在スミさんが力を入れているのは、オリジナル絵本づくりと物語のワークショップ。
来年にはBOOK WEEK JAPANの10周年を迎えることもあり、絵本をテーマにしたイベントの開催も予定しているそうです。
スミさんが思い描く未来は、「誰もが一人一冊、絵本を作る街」。
絵本を読む人も、読まない人も、物語のある暮らしを気軽に楽しめる街です。
「絵本を読んでも読まなくてもいい。絵本のある暮らしを楽しんでほしい」。
そんな言葉から、本と人、街をつなぐスミさんらしいやわらかな世界観が伝わってきます。
これからも絵本を通して街とゆるやかにつながっていく、「BOOK WEEK JAPAN」の姿が楽しみです。
▽instagram
https://www.instagram.com/bookweekjapan
BOOK WEEK JAPAN
https://etohane.wixsite.com/bookweekjapan
この記事は読者リポーターの投稿によるもののため、情報の正確性は保証されません。ご確認のうえご利用お願い致します。






