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高度経済成長期の夢とノスタルジー

高度経済成長期の夢とノスタルジー
多摩川住宅は狛江と調布にまたがって建てられています

狛江駅からバスで5分、和泉多摩川駅から歩いて25分の多摩川住宅は、1964\x{301c}68年に建設された巨大な住宅団地です。
入居が開始された1966年は高度経済成長期、いざなぎ景気の真っ只中でした。敷地内に商業施設、公園、保育園・幼稚園・小学校・中学校が整備され、その規模の大きさや斬新さから当時はモデル団地と言われていました。
そんな多摩川住宅も築後50年以上が経ち、住宅の老朽化、耐震性の問題、住民の高齢化に対応したエレベーター化などの問題があり、建替工事が始まりました。
解体・撤去前の多摩川住宅を歩いて、昭和40年代の夢とノスタルジーを感じてみませんか。

見上げるような高さの給水塔

くびれのあるとっくり型の独特なデザインの給水塔は、多摩川住宅のランドマーク的な存在です。
幅の広い道路と広い敷地に整然と並ぶ住宅棟、この給水塔は近未来を感じさせるものでした。
映画やドラマのロケにもよく使われました。
給水塔も建物の解体と合わせて撤去されることになっています。撤去前にぜひ一度見上げてください。

いの一番?

街区番号は、カタカナの「イロハニホへト」と数字の組み合わせで表記されています。
「イ-1号棟」(いの一番?) は最初にできた棟でしょうか。
昔毎年のように洪水があったところを周辺の道路を整備し、高度経済成長期に開発された多摩川住宅。
今進められている建替工事は、単一の団地としては前例がない国内最大規模のものです。

住民の方に迷惑のかからないように散策しましょう

つげ義春がここに1970年代後半から15年間住んでいたと聞いたことがあります。
作品の中に、多摩川住宅と思われる風景が時々出てきます。
敷地内には古い遊具の残る公園があり、歴史とノスタルジーを感じます。
今も住んでいらっしゃる方がいらっしゃいます。住民の方に迷惑のかからないように静かに散策しましょう。

古い手書きの案内図

多摩川沿いに時代を感じさせる手書きの案内図が残っています。
既に撤去されている建物もいくつか載っています。

たなかさんさん(8)の記事

多摩川住宅

狛江市西和泉

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