多摩川に さらす手作り さらさらに

多摩川に さらす手作り さらさらに 何ぞこの児の ここだ愛しき
この歌をご存知でしょうか。
この歌は、『万葉集』の東歌の一首で、奈良時代に狛江の多摩川で麻布をさらしている乙女の姿と、その乙女を愛する人の情景を詠んだものです。
そんな万葉歌に詠まれている美しいロマンへ思いを馳せて、川辺の水面を見つめ、この流れに想いを寄せている乙女の像が狛江駅北口すぐ近くに設置されています。
彫刻家の山本正道さんの作品で、狛江市民にとって狛江駅北口のシンボルです。

髪を後ろに束ねてワンピース姿で腰掛けています。
首を傾げてうつむいて水面を見つめている様子、膝の上で軽く握り締めた小さな拳が可愛いらしい。
正式な名称は「万葉をしのぶ乙女像『たまがわ』」ですが、地元では「乙女像」と呼ばれています。
万葉をしのぶ乙女像『たまがわ』
狛江市元和泉1丁目7-3 駅前北口広場この記事は読者リポーターの投稿によるもののため、情報の正確性は保証されません。ご確認のうえご利用お願い致します。