鶴川駅近くの歴史ある建物と庭園を楽しめる「鶴川香山園」
2025年1月にオープンした歴史、自然、グルメを楽しめる公園
歴史的な建物と四季を楽しめる庭園、散歩道がある園内鶴川駅から徒歩4分の「鶴川香山園(つるかわかごやまえん)」は2025年1月にオープンした町田市立公園。園内には100年以上前に建てられたお屋敷、四季を楽しめる美しい庭園と桜、つつじ、椿などがある緑豊かな散歩道があります。現在お屋敷はレストランになり食事やお茶ができます。また、園内には「能ヶ谷香山古墳群」もあり見どころがギュッと詰まった公園です。
入口の緩やかな坂を上ると広お屋敷と庭園が鶴川香山園は古くは「お灸点」(関東二大院のひとつ)でした。1794(寛政6)年創設とされる神蔵中風灸治所は、中風(脳卒中の後遺症の麻痺やしびれ等)に効果があると評判で、北は北海道から南は九州まで広範囲から人々が訪れ、毎月1日に行われた灸治には鶴川駅に特別列車が停車したエピソードが残っているそうです。
その後は私立美術館となり主屋と庭園が公開されていましたが、町田市が譲り受けリニューアルして2025年に「鶴川香山園」として開園しました。
レストランになっている立派なお屋敷と美しい庭園
「鶴川香山園」のある明治時代に建てられた「瑞香殿」公園に入り最初に現れる立派な建物「瑞香殿(ずいこうでん)」は1906(明治39)年に建てられた住居で、寄棟造(よせむねづくり)・本瓦型銅板葺(ほんがわらがたどうばんぶき)の単層建築。大きく圧倒される建物で、特に玄関は存在感があります。
美しい庭園を観ながら食事が楽しめる鶴川香山園のレストラン館内のレストラン「桜梅桃李」ではランチ、喫茶、ディナーを楽しめます。歴史のある建物を活かした広い店内は高級感がありながら寛げる空間。庭園や四季折々の景色を見ながら過ごせます。
とても人気がありランチタイムは満席でしたこの日いただいた色彩豊かで美味しいランチは、前菜小鉢8種、季節野菜のサラダ、本日の一品、メインのお肉/お魚、 おひつごはん、お味噌汁、甘味、ゆず茶またはコーヒー(+100円)のコース。
ランチの彩り豊かな前菜小鉢8種と季節野菜のサラダメインは6種類の魚または肉料理からひとつ選ぶことができ、鰆の西京焼き(仕入れによって変わる場合あり)を選び味わいました。ランチは2,800円(税別)でしたが、選ぶメインでお値段が変わります。
美味しいごはん、おみそ汁、メインの魚料理お店は大変人気で、この日(平日)のランチタイムは満席。利用する際には是非予約をしてください。
館内の物販コーナー館内には町田市の野菜やお菓子、焼き物などの名産品等を扱う物販コーナーもあります。
鶴川香山園の四季を楽しめる美しい池泉回遊式庭園園内の庭園は江戸時代に造られたと伝わる苑池を埋め、1954〜1963(昭和29〜38)年に造り替えられた池泉回遊式庭園。作庭は「雑木の庭」の創始者として知られる作庭家「飯田十基」氏の弟子によると言われているそうです。四季折々の景色を楽しむことができ秋には紅葉が彩ります。
紅葉が美しい秋の庭園の様子(写真提供:cocre鶴川)緑に囲まれた散歩道にある「能ヶ谷香山古墳群」
鶴川香山園の中にある「能ヶ谷香山古墳群」の一部園内の散歩道を奥へ進み階段を上がると突然現れたのは「能ヶ谷香山古墳群」の案内板。この周辺で古墳時代の円墳2基と横穴墓20基が確認され、須恵器(すえき)や勾玉(まがたま)などが出土したそうで出土品2点が瑞香園に展示されています。
※能ヶ谷香山古墳群は現在は直接見ることはできません
瑞香園に展示されている能ヶ谷香山古墳群の出土品「鶴川香山園」は歴史と四季折々の植物と景色、食事や買い物も楽しめる公園です。またイベントも定期的に開催され、2025年10月19日(日)には町田市鶴川の古民家イベント「鶴川OMOTENASHI祭り」の会場のひとつに。10月25日(土)には園内で三味線のイベントが開催されます。イベントの詳細はホームページをチェックしてみてください。
2025年10月25日開催の三味線のイベント
ベリーさん(67)の記事
鶴川香山園
https://www.tsurukawa-kagoyamaen.com/
町田市能ヶ谷2-17
042-860-5180(鶴川香山園事務所)
開園時間:7:00~22:00
休園日:12/29〜1/3※情勢によって時間が変更になる場合あり
アクセス:小田急線鶴川駅北口から徒歩4分
駐輪場・駐車場はありません。障がい者駐車場1台(要予約)
<レストラン桜梅桃李>
営業時間:10:00~22:00
電話番号:042-860-5112
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