関東のいずもさん「出雲大社相模分祠」の桜まつりは絶景の一言!

「出雲大社相模分祠」は、小田急線「秦野駅」や、「渋沢駅」からバスに乗って行くことができる神社です。島根県にある出雲大社の大神の分霊を祀っている神社で、「関東のいずもさん」という名で親しまれています。

出雲大社相模分祠の歴史は130年以上に及びます。明治21(1888)年に、島根県にある出雲大社の国造であった千家尊福公に、秦野の神職であった草山貞胤という人が出雲の大神の分霊を秦野の地に鎮祭したいと請願し、大国主大神の御神徳を関東地方に広めるための要処としたことが始まりとされています。
当初は現在の社地から離れた渋沢峠というところに鎮座していましたが、昭和50(1975)年に現在の社地に移転しました。それ以来、御社殿の増築や境内地の拡張、大規模な植樹などが施されて現在に至ります。

出雲大社相模分祠に祀られている御祭神は、出雲大社と同じ大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)です。因幡の白うさぎのエピソードに登場する神様として、ご存知の方もいるかもしれません。そのほかには事代主大神(ことしろぬしのおおかみ)、合祀祭神として28柱の神様を祀っています。
大国主大神は「大黒さま」としても知られる神様で、縁結びや商売繁盛のほか、子授け・安産、地鎮、農耕、教育学芸、厄除け、八方除けなどのご利益があります。出雲大社相模分祠は、本社の出雲大社と同じパワーがあるとされています。
神社といえば御朱印帳が気になりますよね。出雲大社相模分祠の御朱印帳は、日本を代表する銅版画家の多賀新氏が特別にデザインを手がけたものとなっており、鳳凰(ほうおう)が描かれたものに加え、巳年である今年はヘビが描かれたものも用意されています。

出雲大社相模分祠の境内の中心には、高さ20mにもなる大きなソメイヨシノ「良縁桜」が目を引きます。例年3月下旬から4月中旬にかけて「南はだの村 桜まつり」が開催されるのをご存じでしょうか。このお祭りは、境内の「良縁桜」をはじめ、大社のすぐ近くにある「はだの桜みち」という桜並木を散策し、桜の美しさを楽しむお祭りとなっています。公式サイトによれば、今年の2025年も開催される予定になっています。
過去数年の「南はだの村 桜まつり」では、桜まつり限定の御朱印や、桜のライトアップなどを開催。期間中は秦野ゆかりの名産品や露天が賑わい、境内では桜にちなんだスイーツも味わえたようです。今年度の桜まつりも楽しみですね。
出雲大社相模分祠で祀られている大国主大神は、たくさんのご利益がある神様です。まもなく桜のシーズンがやってきますので、お参りをするという方はぜひ「良縁桜」もチェックしてみてください。
出雲大社相模分祠
https://www.izumosan.com/index.html
秦野市平沢1221 0463-81-1122 アクセス情報:「秦野駅」もしくは「渋沢駅」よりバス乗車。どちらも「保健福祉センター前」あるいは「宮の上」バス停で下車後、徒歩約3分。この記事は読者リポーターの投稿によるもののため、情報の正確性は保証されません。ご確認のうえご利用お願い致します。